Diary

考え方によっては・・・。


一年で昼の時間が最も短く夜が長い「冬至」の今日、出勤するため仙台駅まで行く時間帯は月がくっきり見えるほどまだまだ暗く、帰宅する時間には当然のことながら日が暮れて暗くなってしまっています。そして、これからが冬本番となり、日に日に寒くなってきます。しかし、今日が昼の時間が短いということは、裏を返せば明日から徐々に昼の時間が長くなってくるということ。春までは数ヶ月ありますが、4月からあっという間に時間が過ぎてきたことを考えると春はすぐそこにやって来ているということでもあります。そう考えるとこれから迎える寒い冬も乗り越えられそうですが、寒い冬を乗り越えるため、給食では「冬至カボチャ」が提供されました。冬至カボチャが大好きだというW先生は給食を楽しみに出勤したそうで、大盛りにしてもらってニコニコでした。ちなみに、夏が旬のカボチャを冬至に食べるのは、冬至に運が上昇に転じる日とも考えられていたからだそうで、運が上昇する冬至に「ん」が2つつく「運盛りの野菜」を食べると「運」を呼ぶといわれていたことから「なんきん」と呼ばれたカボチャが縁起がよいとされているようです。春の七草や秋の七草は有名ですが「冬の七草」と呼ばれる七草もあり、なんきん(かぼちゃ)、れんこん、にんじん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うんどん(うどん)と、全てに「ん」が2つついています。今日の食卓・晩御飯に「冬至カボチャ」が上っているご家庭もあることでしょう。
 ところで、今日、4・5歳児はそれぞれ畑で育ててきた野菜を使い料理をしていましたが、4歳児は普段遊具として使っている電線のドラムやバルコニーに置いてある椅子などを野菜を切るための台として利用し作業に取り掛かっていました。その様子はまるで屋外キャンプ場で料理をしているかのよう!そんなことを思いつく先生たちのアイディアに感心させられました。ただ、今日はさすがにかまどを使っての調理ではなくランチルームの暖炉を使ってとなりましたが、暖を取るだけでなく料理もできる暖炉の有り難さも再確認できました。子どもたちが嬉しそうに取り組む姿は来年のお泊まり保育に向けたいい経験になっていることでしょう。
2021年12月22日(水) No.3209 (園長日記)

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