Diary

実体験の大切さ


今日は朝から雨が降ったり止んだりとはっきりしない天気、明日のクリスマス礼拝に向けてこれまでしっかり準備を重ねてきたのだから、今日は外に出ず心静かに過ごしてはどう?そう神様考えてくれた天気だったのかも知れません。そのお陰で園庭には子どもたちの姿は見られず、元気な声も響くことはありませんでした。ところが、外の掃除を終え園舎内の消毒作業で2階ホールへ行くと、5歳児の子どもたちが明日の本番に向けて自主練習をするかのようにページェントをしているではありませんか!限られた子どもたちだけで演じなければならないため、当然のことながら人数が足りません。しかし、自分の役以外の役の動きや讃美歌、台詞をしっかり覚えているため、自分たちで役を分担して動いているのです。その楽しそうなこと!そして、そんな5歳児の様子を家畜小屋(ステージ)の台に座って4歳児たちが憧れの眼差しでニコニコして見ているのです。その様子を見て感じた(確信した)こと、それは、4歳児が来年自分たちがページェントをする(できる)ことを楽しみにしながら、たくさんのことを目と脳裏に焼き付けている(吸収している)ということです。それは、春に綺麗な花を咲かすために寒い冬を耐えながら栄養を蓄えている球根と似ているような気がします。そのことにより、来年、アドベントを迎えページェントを始める頃、大人に指示されることなくとも栄養を蓄えた蕾を膨らませ綺麗な花を咲かすことになるのでしょう。それは、クリスマスページェントに限ったことではなく日々の保育(生活)でも模倣する・されることにより成長していくのでありだからこそ、大人は子どもたちにとって良き模範でなければならないということでしょう。
 さて、前述の5歳児たちだけでなく、今日は園庭の代わりに園舎内のあちこちから子どもたちの賑やかな声が響いてきました。0歳児ひかり組の子どもたちは担任の先生たちがマットや柔らかい平均台を使って作ってくれた坂や木製滑り台を上り下りするなど身体を動かして遊んでいました。また、給食のメニューとは明らかに違う香りがどこからともなく漂ってくるので匂いの元を辿っていくと、2歳児つき組の保育室で大根を使った料理の真っ最中!クリスマスシーズン真っ最中にお菓子作りではなく2歳児が大根を使った料理をしているのが何とも第一光の子保育園らしくて素敵だと思いました。自分たちで作ったのですから美味しく食べたことでしょう。
2021年12月17日(金) No.3205 (園長日記)

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