Diary

よ〜く見てる!


アフロヘアやドレッドヘアにゴミが絡まったているかのように、インターロッキングの目地に根を張り、自由に伸びている野芝に絡まり、春に綺麗な花を咲かす芝ざくらに覆いかぶさりその存在を見えなくし、風が吹くたびどこからともなく集まり側溝に詰まっている落葉!掃いても掃いてもなくならず、まさにたちごっこが続いてしまいます。しかし、今週末、クリスマス親子礼拝に来てくださる保護者の方々を気持ちよくお迎えできるようにいつもより念入りに落ち葉集めをし、園庭の梅の木の根元に運ぶことにしました。すると、園庭で遊んでいた子どもたちがフェンス越しに「園長先生何してるの?」「その葉っぱ欲しい」と声をかけてきて、梅の木まで運ぶ時にも着いてきて「風で飛ばされないように葉っぱ踏んでちょうだい」とお願いすると「何だかフワフワする」と言いながら手伝ってくれます。また、4歳児はと組のH君は僕を真似し、園庭側に落ちている葉っぱをシャベルで集め、2歳児ほし組のK君は園庭に入るためのゲートを閉める手伝いをしてくれたので葉っぱが積まれたフワフワのリヤカーに乗って保育室まで帰ることになりました。そんな姿を見ていた子どもたちがリヤカーを取り囲み「いいなあ〜!僕たちも乗りたいなあ」と目を輝かせていました。しかし、残念ながら今日はみんなを乗せてあげることはできませんでした。明日も今日の続きをしなければなりませんが、残っている葉っぱの量を考えると子どもたちの願いをかなさせてあげることは難しそうです。
 さて、落ち葉運びをしている時、演習でもあったのでしょう、園庭上空を自衛隊のそれだと思われるヘリコプターが間隔を保ちながら編隊を組んで飛んで行きました。その様子を見て5歳児のぞみ組のR先生が子どもたちに「すごいね」と声をかけたところ、H君から「コロナだからじゃない!?」と言う答えが返ってきたというのです。ヘリコプターも密を避けて飛んでいるということを表現したということでしょうが、何とも子どもらしい発想にほっこりさせてもらえた反面、コロナウイルス感染症が如何に子どもたちの生活の中に存在しているか痛感させられると共に一日でも早くそんな生活から解放させる日がやってくることを願わずにはいられませんでした。
2021年12月16日(木) No.3204 (保育日記)

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