Diary

クリスマスだから・・・


童謡「たきび」の歌詞には、北風や木枯らしが吹く寒い中、さざんかの咲く垣根の曲がり角で落ち葉を焚いて暖まる様子が謳われています。保育園の園庭にも白とピンクのさざんかが咲いていますが、今日は電車が運休したり大幅な遅延が出るような強風が吹き荒れ、さざんかは風で花びらが吹き飛ばされてしまうほどでした。そのため、いつもなら外遊びを始めている時間になっても誰一人として園庭に出てきません。ところが、しばらくすると、風で吹き飛ばされてしまいそうな2歳児ほし組みの子どもたちが「キャー!」「風すご〜い」と嬉しそうな声をあげ飛び出してきたと思ったら、女の子たちが手を広げ「おそれるな〜!あなたがたにおおきなよろこびをつた〜えます!」とクリスマスページェントで歌われる讃美歌を歌いながら駆け回っているのですからびっくりです。一方、アメリカ南部と中西部では今日の風とは比較にならないような竜巻によっておおきな被害が出てしまいました。6つの州を直撃した竜巻は40を超え、このうちの1つの移動距離はおよそ365kmと言うのですから、東京から仙台と同じです。そんなことからも被害の大きさとアメリカの大きさを再認識させられます。アメリカ南部はオズの魔法使いなどでも描かれているように、竜巻用のシェルターや地下室があり、そこへ、避難して生命を守った方もいるようですが、クリスマスを間もなくして被害に遭われた方々を思うと言葉が見つかりません。そんな方々の苦しみや悲しみを思いながら今週末、そして明日の2歳児のクリスマス親子礼拝を守らなければならないことを感じています。
2021年12月13日(月) No.3201 (園長日記)

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