Diary

子どもってやっぱりすごい!


雨が降る度に大きな水たまりができてしまう未満児クラス用に作られた園庭。特にドーナッツという名前のコーヒーカップのような回転遊具の周りは子どもたちがいかに遊んでいるかを物語るように土が丸く掘られて立派な水たまりとなり、水遊びをするに格好のスペースになります。しかし、今日はそのドーナッツの動きを直してもらうべく、業者の方々に来てもらうことになっていたので、水たまりの水を掻き出る作業を始めました。すると、いつものように妙なことを始めた園長に気付いた(興味を持った)5歳児の男の子たちが「園長先生何してるの?」と聞いてきてくれました。そこで、「今日、この玩具(遊具)直しに来てくれるんだけど、このままじゃ大変だから・・・」と返事をすると「いいなあ、僕たちもやりたいなあ」と言うので、「じゃあ、もし手伝ってくれるなら、濡れないように長靴を履いて、スコップとか、トラック(手押し車)持ってきて」と話すと、物凄い勢いで玄関に向かい、長靴に履き替え、道具を持って戻ってきたかと思うと、水を車に汲み、零しながらも園庭の隅に運ぶ手伝いをしてくれました。その生き生きした嬉しそうな姿を憧れの眼差しで遠巻きに見ていた子どもたちは園庭中央に出来ていた水たまりで遊び、2歳児ほし組のHちゃんなどは、どうしたこんな風になるの?と思うぐらい顔まで泥だらけになっていました。そんなHちゃんを心配してくれていたのか、不思議がっていたのか、のぞみ組のY君、ほし組のIちゃん兄妹が「だいじょうぶ?」と声を掛けてくれていました。こんな風に水遊びができることも楽しいことは間違いありませんが、これから氷が張るような季節を考えると凸凹を均すために砂を入れてあげなければ・・・。
 一方、2階ホールでは今日も4・5歳児がページェントをしていました。来客の約束があったものの、のぞみ組・はと組の様子を少しだけ見ることができました。演ずる子どもたち、曲、台詞が違うだけでめぐみ組・あい組との違いが感じられました。そして、昨日とは違い、光が差し込んだホールは逆光となり、幻想的な雰囲気に包まれていました。4・5歳児のこんな姿とは対照的なのは0歳児ひかり組の子どもたち。今日は身体測定をしていましたが、計測する先生記録する先生など役割分担しながら行ってくれていましたが四苦八苦!しかし、この子たちも5年すると前述の子どもたちのようにページェントを行うようになってくれます。そんなことから改めて、子どもたちの成長の凄さを感じることができました。
2021年12月09日(木) No.3199 (園長日記)

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