Diary

陰の力


月1回、年間12回、仙台からコーチに来ていただき行っている4・5歳児のサッカー教室、晴れの特異日を選んでいる訳などないのに、見えない支え、不思議な力が働いているのかと思えるほど天気に恵まれるのです。火曜日の夜から、翌水曜日の朝方まで雨が降り、お借りする東部グランドに水溜りができていたこと、また、朝の冷え込みで霜が降り、ぬかるんでしまい使用することができないことも考えていましたが、水曜日の午前中は常磐線が運休、東北本線も遅延や運休が発生するほどの強風が吹き荒れたこと、そして、今朝は思ったほど気温が下がらなかったことが幸いし、今月(今日)も丁度いい湿り具合のグランドをお借りすることができました。4歳児のサッカー教室が始まってしばらくした時、あい組のT君が遅れて登園する旨の連絡が入ったため、連絡を伝えながらグランドの様子を見に行って見るとコーチの指示通り楽しそうにボールを追いかける姿の中、はと組のAちゃんは、サッカーより落ち葉が気になったようで、グランドの隅にしゃがみ込みニコニコしていました。そんなAちゃんに担任のW先生が優しく声をかけサッカーに誘っていました。
 一方、園庭は園舎東側の山の影響で9時半頃にならないと園庭全体に日が当たらないこともあり、車掌車の隣にあるドラム缶の上に結構な厚さの氷が張っていました。それに気づいた子どもたちが何としても氷を割ろうと、枝や石、スコップなどありとあらゆる道具を駆使する様子を見ていた4歳児はと組のK君が「園長先生ちょっときて」というので誘われるがまま様子を見に行ってみると。念願が叶ったようで氷が割れて大喜び!そんな子どもたちの様子でちょっとドキッとしたこと、それは5歳児のぞみ組のS君が本当に食べてしまうのでは!?と思うように口に氷を入れようとしたことです。そのドラム缶の近くのクライミングウォールでは3歳児てんし組のR君がSさんに見守られながらてっぺんい跨っていましたが、そんな姿からも子どもたちの成長を感じるとともに、そのために沢山の職員が子どもたちを支えてくれていることを再認識し、改めて感謝しなければならないと思わされました。
2021年12月03日(金) No.3195 (園長日記)

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