Diary

律儀・忠実


今朝降ったり止んだりしていた雨、地域によっては雪となったことをニュースで伝えていました。そんな不安定な朝、雨が降っていない間に外遊びをしようと3歳児てんし組の子どもたちが2階の保育室から玄関に降りてきて靴を履き替えようとした時、園庭に水溜りができているのに気づいた(見えた)からなのでしょう「どうする、靴にする?」「長靴の方がいいかな?」と会話をしています。そんな子どもたちの会話を階段や手摺りや窓の拭き掃除などをしながら聞いていた僕が「長靴だと水溜りにも入れるから、長靴にしたら?」と話したところ、ちょっとした間があった後「先生に聞いてこよう!」と言うので「T先生も『いいよ』っていうと思うよ」と伝えたのですが、「でも・・・」と言いながら保育室へ戻るために階段を上って行きました。この様子から、子どもたちと担任の先生との信頼関係と、いかに忠実・忠臣かが伝わってきました。一方、4歳児あい組の子どもたちはYちゃんの誕生会があったことなどから保育室やホールで遊んでいました。男の子たちはYちゃんのお父さんを独占してホールでボール遊び、Yちゃんはお母さんやN先生、子どもたちとトランプに夢中。その近くではAちゃんが、裸ん坊のウォルドルフ人形に下着やセーターを着せるのに必死。特にパンツを履かせるのに難儀していて「園長先生手伝って」と言って人形を手渡してくるので、それだけ手伝ってあげると、その後、頑張ってセーターを着せていました。もしかすると、今日の寒さから、人形にも暖かい服を着せてあげたいと思ったのかも知れません。いつもなら園庭から見える蔵王が、今日は一日中黒い雲に覆われ、見ることができませんでしたが間違いなく白い雪に覆われていることでしょう。 
 さて、先週まで感染性胃腸炎などでお休みする子どもたちがいたため、GおばちゃんことKさんの「お話の部屋」(今回は3歳児クラス)を今日に延期していただきました。幸い、今週に入って感染が落ち着き、今日は感染症でのお休みは一人もなく、先生たちも安心して保育室へお迎えし絵本を読んでもらいました。担任の先生とは違った読み方や絵本のチョイスなど、子どもたちにとって楽しい時間となってる証拠に僕が保育室の入り口から様子を見ていても気づくことなく絵本に釘付けになっていることからも伝わってきます。
2021年11月24日(水) No.3188 (園長日記)

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