Diary

共通点


保育を学んだ方なら誰でも知っている、少なくとも聞いたことはあるであろう、パーテン、ピアジェ、ヴィゴツキーの先人たち。彼らの共通点は「心理学者(発達心理学者)」であること、また子どもの「遊び」の発達などについて大きな足跡、影響を与えたということでしょう。今朝、8時頃、朝の身支度を終えた3・4・5歳児クラスの子どもたちが園庭に飛び出してきたかと思ったら、遊具小屋や乗り物置き場へ向かい、シャベルやバケツなどを乗り物へ載せて砂場へ向かう子、三輪車やペダルカー、ストライダーに乗るなど好きな遊びを始めました。そんな子どもたちに目もくれず、5歳児の女の子たちは夏場、プールが設置される園庭唯一の平らなところ(コンクリート)で長縄跳びを始めました。これまでなら(いつもなら)乗り物置き場の丸太などに縄の片方を結び付け、先生たちに回してもらって跳んでいたのですが、今日は子どもたちそれぞれが縄の端を持って上手に回しながら数を数え、その縄を上手に跳んでいるのです。しかも、回す側の子どもたちが跳ぶ側の子どもたちのタイミングやレベルに合わせて回す様子からお互いをよく知っていること、信頼関係が構築されていることを感じました。毎年共通のことですが、5歳児は「遊ぼう会」を終えた頃から先生がいなくとも自分たち遊びのルールを決め、自分たちで役割分担・協力し合い、自分たちで遊びを発展・展開できるようになるのです。そんな姿を目の当たりにすると、改めて先人の着眼点や観察力に敬服・感銘を覚えます。
 さて、今日は2歳児ほし組のI君、4歳児はと組のAちゃん、5歳児のぞみ組のEちゃん、めぐみ組のNちゃんの誕生会があり、園庭がいつもに増して賑やかでした。また、この4人に共通点があることに気付きました。それは、みんな名前が2文字だったということ。そして、4人に限らず、誕生会の時、みんなに♪Happy Birthdayを歌ってもらっている時の子どもたちの嬉しそうなことです。年に一度しかない誕生日は時代が変わっても誰にとっても大切で、特別な日であることは共通のようです。
2021年11月19日(金) No.3186 (園長日記)

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