Diary

「TGIF」


コロナ禍というだけでなく、今ではめっきり、いや全くと言えるほど使われることがなくなった「花金」という言葉。それでも週末金曜日は仕事や勉強という一週間を終えホッとして、どっと疲れがでる一方、土・日の休みに少しばかり仕事や勉強から解放されると思えるため何となく嬉しいものではないでしょうか。そんな感情はどうやらそれは日本人に限ったことだけではないようで、アメリカなどでは「Thank God It's Friday(神様ありがとう、今日は金曜日!)」の頭文字をとって「TGIF」と言って喜ぶ人々がいるようで、世界共通なのかも知れません。今週は県内の認定こども園に刃物を持った男が侵入するという事件が起こったこともあり、模倣犯が現れないとも限らないため安全面について防犯訓練で教えていただいた対応方法などを再認識しながらで気の抜けない日が続きました。そこに加え、今週に入り、感染性胃腸炎等でお休みする子どもが増えたため、仙南保健所の方々がお見えになり現状の聞き取りと園舎内の確認、対応方法についてアドバイスをいただきました。今週一週間かけて収穫感謝の訪問を終えることができたため、今月末にはクリスマスを迎える準備期間(アドベント)、そしてクリスマスページェントでペアを組み聖誕劇を行う4・5歳児の子どもたちは話し合いを始め、保育室から耳慣れたクリスマスの讃美歌が聞こえるようになり、一気に「収穫感謝」から「クリスマス」へとシフトが変わったように感じます。それでも昨日の夕方、園庭に落ちた銀杏の葉っぱで素敵な髪飾りを作ってもらった4歳児あい組のM君やMちゃんは職員室へやって来て鏡に映る自分の姿を見てニコニコ(うっとり)していました。今朝は5歳児めぐみ組の子どもたちが嬉しそうに職員室へやってきたのでどうしたのかと思ったら、A君の帽子に地域によって「バカ」「どろぼう」「ひっつきむし」などと呼ばれる『センダングサ』の種がいっぱいついていました。日中は行動範囲がどんどん広がっている0歳児ひかり組のR君が園庭を楽しそうに歩いているので声をかけたところ、それに気づいた4歳児あい組のR君がR君の目線までしゃがんで優しく話かけてくれました。クリスマスの準備が本格的に始まるころにはこんな風に秋を楽しむことも少なくなってきますが、それぞれの季節を満喫して欲しいと思います。何はともあれ今日は「TGIF」皆さん良い週末を!
2021年11月12日(金) No.3181 (園長日記)

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