Diary

楽しみ!


昨日、今日と特に湿度がなく空気が澄んでいるからなのでしょうか、園庭から見える雄大な蔵王がいつも以上に綺麗に見えました。一週間ほど前、急に気温が下がった際には山の頂に白い雪が降ったことが分かりましたが、その雪もここ数日の暖かさで融けてしまったようです。そうは言っても山は平地と違い、冬がいち早く到来することもあり、今日17:00から来年4月下旬ころまで冬期閉鎖となり、蔵王を越えて宮城県から山形県へ行くことはしばらくの間できなくなります。一方、平地ではそんなことが信じられないほど暖かい日差しが差し過ごしやすい中、第一・第二・角田光の子保育園の5歳児が一堂に会し、保育園に隣接する東部グランドを会場に、合同のサッカー教室を開催することが出来ました。昨年度から始めたこの取り組み、第一光の子保育園ののぞみ組めぐみ組の子どもたちは心待ちにしていたこともあり、「園長先生、今日サッカー教室で試合するから練習してるんだ」と言って自分たちで三角コーナーを運んでゴールを決め、試合をしながら歩いてやって来る第二光の子保育園の子どもたち、バスに乗ってやって来る角田光の子の子どもたちの到着を楽しみに待っていました。中でものぞみ組のHちゃんは、「ねえ、園長先生、第二光の子保育園にK君っていうお友だちいるんだけど今日くるかなあ?」と嬉しそう。どうやら家族ぐるみでBBQをすることがあるほど仲良しらしく、グランドに集まり試合形式でサッカーが始まってからもK君がどこにいるか探していたものの中々見つけられず、今度は「K君来てないのかなあ?」と言うので、第二から子どもたちに同行してくださった主任のT先生に「K君って子いますか?」と聞くと、「じゃあ、一緒に行ってみよう」と手を引いてもらいK君のところへ。そしてようやくご対面と相成りました。しかし、会ったら会ったでお互い少し照れがあるようで、モジモジして会話が弾みません。それでもHちゃんはK君に会えたことで安心・納得できたようで、その後はサッカーに集中することが出来ました。同じ町内、同じ法人でありながら、中々交流する(できる)ことがないのが実際のところ。そんなこともあり、僅かな時間ではありましたが沢山の仲間に出会えたこと、自分たちの園庭を紹介しながら遊ぶことができたことも嬉しかったようです。
 さて、野球に興味のない方にはどうでもいい話題ですが、セリーグ、パリーグ共に日本一を目指してのCSが始まります。下剋上によって仙台に本拠地を置くチームが日本一になることを期待し応援するファンも多いかと思いますが、それ以上に話題をさらったのが北海道に本拠地を置くチームの新監督に決まったS氏でしょう。就任会見はど派手なスーツに身を包んで登場し、。「 これからは顔を変えずにチームを変えていきたい」と自虐ネタを含め笑いを誘い、優勝について問われると「優勝はめざしません」と断言。しかし、その裏には、「優勝という高い目標を持ちすぎると選手はうまくいかない」「一日、一日、地味な練習を積み重ねてシーズンを迎えて、何気ない試合、何気ない一日を過ごして勝ちました。勝った、勝った、勝った、勝った……それで9月辺りに優勝争いをしていたら、さあ優勝を目指そう。そこで気合の入り方が違うと思う。そういうチームにしたい」という意味がある。優勝は一朝一夕に出来るものではなく、日々の積み重ねということであり、保育園の園庭や子どもたち職員によって醸し出される園の雰囲気も同様であることを思い、共感・納得できました。来年6月、保育園がこの地に移って10年を迎えます。節目を記念して何かができればと願っているのですが・・・。その頃、どんなシーズンになっているか今から楽しみになりました。
2021年11月05日(金) No.3176 (園長日記)

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