Diary

なぜ?


今朝のことです。外遊びを始めた5歳児のぞみ組のRちゃんが青空に浮かぶ月を見つけるなり「ねえ、園長先生どうして朝になったのにお月様出てるの?お日様が出てくるとお月様は隠れるんじゃないの?」と問いかけてきました。こどもたちが歌う「♪おひさまおはよう」という讃美歌に「おひさま おはよう あさになると つきとほしとは ねむりました おひさまもよるは ねむるのでしょう どこで ねていたの おしえてください」という歌詞があることも質問に関係していたのかも知れませんが、何とも子どもらしい疑問・質問に何と答えようか迷ってしまいました。天文学者のように的確に答えられるわけもなく、また、難しく答えても意味はないと思い「本当、不思議だね!」とだけ返事をすると「うん」と返事をしたかと思ったら、今度は「この前のお休みに日、虹を見たんだけど、虹を渡ってみたかった!」と、またしても子どもらしい思いを伝えてくれました。この一言からも、保育園で最年長児である5歳児でもまだまだメルヘンの世界に生きていることを再認識させられました。そうかと思えば、同じ時間に園庭で過ごしていても多くの子どもたちは青空に浮かぶ月に気づいたり、興味を持ったりすることなく深まりゆく秋を感じながら遊んでいました。
 さて、園庭にある2本の柿の木のうち、正門に近いところの柿の木は殆どの葉を落としたこともありオレンジ色の実が目立つようになり、カラスが食べに来る様子がみられるようになりました。例年であればカラスよりも先に誰かがもぎ取って食べ、甘そうに見える渋柿の渋さに何とも表現できない表情を見せるのですが何故だか今年はそんな姿が見られないのが不思議であり寂しい限りです。もう1本の柿の木はまだ多くの葉が残り、実もオレンジ色に色づくにはもう少し時間が必要そうで目立たないのですが、美味しそうなオレンジ色になった時、もぎ取って干し柿作りをするクラスが出てくることでしょう。
2021年10月25日(月) No.3168 (園長日記)

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