Diary

期待通り!?


昨日の朝いつものように園舎内の消毒をしている時のことです、めぐみ組のRちゃんのお父さんが「園長先生おはようございます。そう言えば・・・。」と話し掛けてきたので、何かあっただろうか?と一瞬身構えたのですが、「実は昨日、遂にクワガタが全部死んでしまいました」と言うではありませんか。何のことかと言えば、数ヵ月前のこと、2歳児ほし組のT先生が県外で捕まえたという沢山のクワガタムシを保育園に持ってきてくれました。そのクワガタを全部保育園で飼うことは難しいので育ててくれる里親を募集することしました。すると大勢の子どもたち(保護者)が家に持ち帰りお世話(飼育)をしてくれることになりました。中には「オスだけでいい」という子どもたちもいましたが、「せっかくだからオスとメス連れて帰って育ててみて?」とお薦めし連れて帰ってもらった経緯がありました。その中の一人がRちゃんとお父さんだったのです。しかしお母さんは虫が苦手!ところが飼ってみると情が移ったのか虫に触れなくともお母さんまでもが夢中になって観察してくださっていたのです。そのクワガタが遂に天に召されたとのご報告に「こんなに寒くなるまで?」と感激しながら「もしかすると卵を産んでいるかも知れないので土はそのままにしておくといいと思います」とお話すると「そうですよね。朽ち木や土を入れておいたので、そうしようと思っていました」との返事が返ってきました。是非卵が産まれていて立派な幼虫、成虫と育ってくれると嬉しく思いますし、虫嫌いなお母さんの気持ちも変化してくるかも知れません。
 さて、今日は5歳児のぞみ組めぐみ組の子どもたちが心待ちにしていた遠足の日でした。夏のような湿度もなく、昨日のような強風も吹かず、程よい秋の日差しが降り注ぐ中、隣接する柴田町の「太陽の村」に出かけました。朝から興奮状態で落ち着かない子どもたちと、先生たち手作りの段ボールのソリとシャボン玉製造機、ブルーシート等をバスに積み込み、2グループに分かれて出かけました。日々の保育はもちろんのこと、お泊り保育や遊ぼう会など、これまでクラスの枠を超えて過ごしている(きた)子どもたちはクラスをミックスし、時差式に出かけても全く違和感なく自然に打ち解けて遊んでいました。中にはこれまで家族で遊びに来たことがある子どもたちも多いようでどこでどんな遊びをするかシュミレーション(イメージ)していたかが伝わってきました。ソリ、シャボン玉、ジャンプなど一通りの遊びを楽しむと、まつぼっくり拾いや花を摘み、とんぼを捕まえるなど思い思いの遊びを楽しむ姿が見られました。坂を何度も上り下りし、トランポリンのように遊べるドームの上で何度もジャンプするなどしてお腹も減った頃、今日の楽しみの一つだったお弁当は格別な美味しさだったようで、誰も残すことなく食べていました。明日は4歳児あい組・はと組の子どもたちと一緒に保育園の近くの公園に遠足に出掛ける予定ですが、今日のような天気の下、過ごせることを願うものです。
2021年10月21日(木) No.3166 (園長日記)

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