Diary

貴重!


昨日に引き続き今日も時々雨が降り肌寒い一日になりました。そんな中、3歳児てんし組・ひつじ組の子どもたちはレインコートに身を包み、長靴を履いて外遊びを始めました。中には長靴の中に水が入ることや寒さを気にする様子もなく、それどころか長靴に水が入りじゃぶじゃぶ音が出ることを楽しむ子どもたちの姿や誰にも邪魔されることなくペダルかーやストライダーに乗る様子が見られました。ところが、しばらくすると子どもたちが担任の先生たちのところに群がり始めたのでどうしたかと思ったら、収穫してもらったザクロを分けてもらい味わっているのです。数年前までは数えられないくらい実ったのですが、天候が関係しているのか、枝の剪定時期や剪定する枝を間違えているのか、この2年間は不作が続き、今年は、たった一つだけとなり、まさに「虎の子」という表現がぴったりになりました。その貴重な一つの実から更に一粒ずつ分けてもらい味わうのですが、キラキラして美味しそうに見えるその実が驚くほど酸っぱいのなんの。それが口や目が顔の中央に集まっているのでは?と思えるような表情が物語っていました。その貴重なザクロ、他のクラスの子どもたちにも味わってもらいたく、ランチルームで遊んでいた2歳児つき組の子どもたちに「バルコニーに行ってごらん。てんし組とひつじ組のみんながN先生とT先生たちが良いもの見つけて食べてたよ」と教えてあげるとバルコニーに出るために0歳児ひかり組の保育室を通らせてもらいバルコニーに出て分けてもらったザクロを食べることになったのですが、誕生日を迎えたMちゃんを始め、その酸っぱさに驚いたようで、やはり「すっぱ〜い」と言って顔をクシャクシャにしていました。
 さて、コロナ禍にあって今年度なかなか予定通りに実行できていなかった、ごろすけおばちゃんこと、Kさんにいらして頂いての「お話の部屋」を数ヶ月ぶりに2歳児クラスで行っていただきました。この時間は子どもたちにはもちろん、絵本の選定や読み方など先生たちにも学ぶべきことがたくさんある貴重な時間です。そして「ここにくることが楽しみで、子どもたちに会うと元気になるんです」Kさんが笑顔でそう、おっしゃってくださっていました。このような時間をこれからも大切にして行かなければならないことを再認識、再確認することができました。
2021年10月13日(水) No.3160 (園長日記)

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