Diary

「久しぶり」「初めまして」


夏を思わせるような暑さになった昨日から一転、今日は雨が降り気温が上がらずのぞみ組のR先生だけが「暑い」と言うだけで寒さを覚える一日となりました。そこで、煙突の詰まりの有無を確認することを兼ねて子どもたちが寝静まっている間に数ヶ月ぶりに薪ストーブに火を入れました。幸いなことに焚き付けに使った小枝も薪も完全に乾燥していたこともあり、暫くぶりでしたがランチルームが煙で充満することもなくしっかりと燃えてくれました。程なくしてお昼寝を終え、3歳児ひつじ組の子どもたちが午後のおやつを取りにランチルーム(厨房)へ降りてきました。すると、いつもは「真っ黒な塊・置物」程度にしか見えていなかったであろう薪ストーブ(ガラス)がオレンジ色に光っていることに気付いた子どもたちがストーブの前に集まり柵の間から手を入れて嬉しそうに手をかざし始めました。この春に入園した子どもたちにとっては初めて見る、経験する火の暖かさが新鮮だったのか嬉しそうな表情をしていました。一方、これまでも薪ストーブの恩恵(暖かさなど)に預かってきた子どもたちには全く特別感はなく、大喜びする子どもたちを「どうしてそんなに喜んでるの?」といった表情で見ていました。これから毎日火が入る(入れられる)ようになると特別感はなくなっていくことと思いますが、料理をするために鍋が載せられいい香りが漂ってくること、そして、上手に焚付けができず、ランチルームが真っ白になり煙くて仕方がないなんてこともあるでしょう。
 さて、雨が降り園庭に大きな水たまりができていたので、少しでも早く排水できるように水路を作るなどした後、必要ないことは承知の上で、園庭中央で放射線量の測定をしました。但し、今日は雨が降っていたので雨の影響のない二階建ての家の一階で計測をしたのですが、その時、足元にすり鉢状のアリジゴクの巣を見つけました。きっとこれまでもあったのでしょうが、気付かずに過ごしていたようで、巣は既に空っぽ。地味な生き物は子どもたちに見つかることなく成長し巣立っていたようです。
そうそう、4歳児あい組のT君は昨日撤去していた時からブランコを作り直して欲しい(一緒に作りたい)と言っていただけのこともあり、何と家で「設計図・イメージ図」を描いて(書いて)きてくれました。あいにく今日は雨で作業はできませんでしたが、是非T君のイメージを大切に形にしてあげたいと思います。
2021年10月12日(火) No.3159 (園長日記)

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