Diary

Curiosity


このところ沈みがちになりそうなニュースばかりの中、米プリンストン大上席研究員の真鍋淑郎さんがノーベル物理学賞に選ばれたという明るいニュースが届けられました。ご本人は「ただ自分の好奇心から研究した」と語り、この受賞を想像もしていなかったと話しておられます。奇しくも今週月曜日、第一光の子保育園を会場に町内の小学校と乳幼児施設の先生たちが集まり、幼小連絡会が開催されたのですが、その際、保育園で大切にしている保育や取り組み、特に遊びの大切さ、乳幼児期と就学後の学びの違いなどをお話しさせてもらいました。その中で、「Curiosity(好奇心)」が大切であること、子どもたちの育ちには「不思議だなあ?」「なぜだろう?」「なんだろう?」という気持ちが掻き立てられ、出会ったものを理解するために触ったり、舐めたりす流ことをお話しました。幼ければ幼いほど出会うもののほとんどが初めてであり、「不思議だなあ?」「なぜだろう?」「なんだろう?」の連続。そんな子どものような好奇心を持ちながら研究に取り組んだ結果がノーベル賞だとするなら、毎日何かに夢中になって取り組んでいる子どもたちの中からもノーベル賞受賞者が出てくるように思えてなりません。特に今日は5歳児が準備してくれた「ひかりのこまつり」を楽しみにしてくれたいたことが欠席者が数人だけというからもわかりました。9時50分オープンに合わせ0・1・2歳児クラスの子どもたちが3・4歳児より先にお客さんになり思い思いの出店(コーナー)で過ごさせてもらっている表情、本物の焼きそばを食べているかのような3歳児ひつじ組のHちゃん、そしてそんな小さな子どもたちに優しく声をかけ対応している5歳児が頼もしくいつも以上に輝いて見えました。そうそう、今朝、4歳児はと組のAちゃんはお昼寝する時も一緒というくらい大好きなオランウータンに自分のマスクを着けてあげよう必死になっていました。そんな行動からもAちゃんがいかにオランウータンが好きか伝わってきました。
 さて、今日が変わったばかりの2時46分に岩手県沖を震源とする地震が起き、青森や岩手県内で大きな揺れが観測されました。今後一週間程度は注意が必要とのようですが、発生時間に午前午後の違いはあれど東日本大地震と同じということが気になってしまうのは僕だけでしょうか?大きな地震の前の余震でないこと、大きな本震がないことを祈ります。
2021年10月06日(水) No.3154 (園長日記)

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