Diary

たくさん!


秋が深まるのと比例するようにたくさんのトンボたちが園庭を気持ちよさそうに乱舞し、枝やフェンスなどでひと休みしています。子どもたちはそのトンボを捕まえようと走り回っているのですが、思うように捕まえられず悔しそうにしている子どもがいるかと思えば、どこでどのように捕まえたのか、5歳児のぞみ組のHちゃんは左右の手に1匹づつのトンボを持ち「園長先生見て!こんなに捕まえたよ」と見せてくれるのですから、たくさんいるのに1匹も捕まえられない男の子や3・4歳児は「すっご〜い」「いいなあ」と驚きながら憧れと尊敬の眼差しでHちゃんを見ていました。イナゴ1匹と死んでしまったヒシバッタを入れた飼育ケースを持っていた4歳児あい組のM君は「じゃあ、こっちあげる」と言われたのですが、予想もしていなかったあまりに突然の出来事に一瞬間があり、その後「ありがとう」と言いながらイナゴに逃げられないようにそ〜っとケースの蓋を開けてトンボを入れてもらいニコニコ!しかも偶然にもトンボが死んでいるヒシバッタを食べるかのように抱き抱えたのですから「食べるのかなあ?」と尚びっくりしていました。
 一方、玄関前の栗の木から次々と栗が落ちてきていています。この休み中にT先生がまた綺麗に下草を刈ってくれたことで尚更落ちた栗が目立ち、拾い易かったこともあり、朝の掃き掃除の時間だけでたくさんの栗を拾い集めることができました。昨年に続き山では今年もどんぐりなどの木の実が不作で熊が里に下りてきているとニュースが伝えていましたが、保育園の栗の木は昨年以上にたくさんの実を付けているようです。とはいえ、全園児が食べるとなるとどう頑張っても足りません。今日拾った栗以外にも子どもたちと先生たちが拾った栗ができるだけたくさんの子どもたちの口に入るといいのですが・・・。
 さて、たくさんといえば、夕方4時、玄関は子どもたちをお迎えにいらした保護者の方々の靴で埋め尽くされました。いつもであればこんなことはないのですが今日は一体何があったのでしょう?あまりにもたくさんの靴があることに多くの方が「えっ?どうして?!」と言いながら靴を踏まないように飛び越えたり爪先立ちしたりして保育室へ向かっていました。でも今日に限って一体なぜ?僕もそう思いました。
2021年09月24日(金) No.3145 (園長日記)

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