Diary

満月の十五夜


今夜は十五夜・中秋の名月、しかも8年ぶりに満月と重なっているのだとか。そんな十五夜を子どもたちに伝えるべく栄養士のY先生は月見団子を作ってきてくれただけでなく、ススキ、コスモス、柿、ぶどう、栗などを持って出勤してくれて、玄関ホールに飾り付けてくれました。出来立てで柔らかそうな月見団子の他にも食欲を掻き立てる本物の果物が飾られているのですから子どもたちが黙って通り過ぎるはずはなく、給食の前後、おやつの時間など玄関ロビーを通るたびに、誰かしらが立ち止まり、誰も見ていなければ食べてしまうのでは?というぐらい飾ってある何かに触っているのです。春、桜が咲き、花見をするときには「花より団子」などと言われることがありますが、中秋の名月を愛でる時も子どもたちには「月より団子」なのでしょう。そんな子どもたちにも満月を見てもらえたらと思っていたのですが、午後から雲が広がり、退勤した時間にも大河原ではせっかくの満月も雲の陰に隠れ見ることはできませんでした。それでも、仙台駅から帰宅する途中、ビルと雲の間からチラッと見えた8年ぶりという満月と重なった中秋の名月、子どもたちも見ているといいなあ。そんなことを思いながら映像に残しました。
 さて、日中、子どもたちがバッタとトンボを夢中で追いかける足元に目を向けると、アリたちが忙しそうに巣を出入りしていることに気づきます。そんな彼らアリの姿から深まり行く秋、そして、その先に訪れる冬に備えて働いていることを思います。また、掃いても掃いても次から次へと落ちてくる桜の葉、先週植えられた白菜の苗が生き生きと育っている様子、バスや軽トラックの窓が毎朝朝露で濡れるようになっていることから、アリを見習いしばらくサボっていた薪づくりも本格的に再開しなければ・・・。
2021年09月21日(火) No.3143 (園長日記)

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