Diary

きっと!


夏、毎日食べても食べきれないくらいに育ったトマト、収穫時期を逃すとヘチマのように大きくなることもあったキュウリ、今にも空に飛び立つロケットのように育ったオクラ、重さのあまり地面に付いてしまいそうになっていたナス、鬱蒼と育つ野菜たちの中で気付かれないままひっそり育っていたカボチャやスイカ。そんな野菜たちも収穫の時期を終え全てが処分され、その後子どもたちが穴掘りや泥遊びをするのに格好の場所になっていた畑ですが、いよいよ秋冬野菜を育てるための準備を始めることにしました。T先生が肥料や石灰を撒いてくれた畑を耕すために数ヶ月ぶりに管理機(耕運機)を引っ張り出しエンジンをかけると排気音に気づき興味を持った子どもたちがあちこちから畑の周りに集まり始めました。そんな子どもたちにもハンドル(グリップ)を握ってもらい土を柔らかくする手伝いをしてもらったのですが、柔らかくなった上に雨が降ったのですから泥んこ遊びをするのに打って付けの場所となったのは明らか。明日は天気が回復し、暑くなりそうですのできっと何人かは泥んこ遊びを始めることでしょう。そんなことからもマルチシートを張り野菜を植える前にもう一度、T先生と管理機が出動することになることでしょう。それにしても長靴を履くこともなく、靴や靴下が汚れることも気にすることもなく真剣な表情で管理機を押す子どもたちは生き生きしていましたが、その陰には汚れた服や靴下を洗濯をしてくださっている保護者がいることなど全く気にする様子はありませんでした。ちなみに、管理機に興味はあるものの怖いため少し離れたところから真剣な眼差しで見ていた2歳児たちも数年後には作業を見ていた経験を生かしてハンドルを握り、土を耕してくれていることでしょう。きっと!
2021年09月08日(水) No.3133 (園長日記)

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