Diary

緊急事態


感染力の強いデルタ株による感染拡大により収束の気配さえ見えない新型コロナウイルスにより、政府はすでに緊急事態宣言を発出していた東京等に加え宮城県を含めた8道県にも緊急事態宣言を拡大する事を決めました。仙台駅前のお酒を提供する多くの飲食店は蔓延防止等重点措置により僕が帰宅する時には閉店(片付け)しているか、そもそも営業を控えている様子でしたので、今回の政府からの緊急事態宣言は、存続の危機を覚えている飲食店などが緊急事態を宣言したいとと思っている様に感じてなりません。とは言えこれ以上感染を拡大させることは好ましいはずはなく何としても抑えなければなりません。そのためにも医療従事者だけでなく、保育に関わっている我々も生活の根幹を支えているエッセンシャルワーカーとしての誇りと自覚を持って更に保育をしていかなければならないと思います。
 さて、今朝出勤する時には雲が広がり雨が降っていたこともあり、3歳児てんし組・ひつじ組の子どもたちが楽しみにしていたプール活動は難しいと思っていましたが、今日朝番で出勤していたひつじ組のN先生やてんし組のT先生に入水しないことを確認し、明日のプール納会に向けて朝のうちにプールを解体することにしました。ところが8時半頃には雨が上がり、少しずつ青空が見える様になり、遂には入水できたのではと思うくらい気温がグングン上昇し始めたのです。もちろん入水しないことを決め解体(分解)したため、混乱はありませんでしたが、もし「やっぱり入水します!」となったとすると再度組み立てるには時間が必要で「時既に遅し」となり僕が緊急事態を宣言したことでしょう。残念ながら今日入水とならなかった3歳児の子どもたち、明日のプール納会後、プールの掃除をしながら水遊びを計画している様ですが、天気予報では気温が上がそうですので歓声を上げながらの作業となることでしょう。ちなみに思いの外暑くなったこともあり雨で出来ているいた水溜りで0歳児ひかり組の子どもたちが遊んでいましたが、ズボンのお尻を濡らし、裸足で遊んで砂だらけの足で職員室へやってきたK君はまるで海の家に休憩しにやってきたお客さんの様でしたが、外の蒸し暑さとは違うエアコンの効いた職員室の涼しさを子どもながらに敏感に気づいていた様です。
 ところで、春、安全のために解体した丸太の遊具(家!?)の代わりに新たな家を建築すべく、田植えや稲刈りなどでお世話になっているHさんの山から切り出し、子どもたちに皮を剥ぐ手伝いをしてもらったままになっていた丸太を使って新たな家(環境)作りに取り掛かりました。しかし重機もなく全て手作業のため、時間と労力が必要な上に思わぬ気温上昇で着ていたTシャツやズボンが汗でびしょ濡れに・・・。その様子にはと組のW先生や事務のOさん、作業をしている時にお迎えにいらしたひつじ組のH君のお母さんにまでが「園長先生大変ですね!?」と心配してくださるほどTシャツなどが緊急事態でした。子どもたちの声(感想)を聞きたくて、H君とR君を抱っこして未完成の家に載せて(上ってもらった)あげたのですが、まだ掴まることができる手摺りもない単なる台のような構造物にR君は「怖い」と言っていました。明日も続きに取り組む予定ですが、頭の中にぼんやりと描いている設計図を頼りにしながら、子どもたちの反応と先生たちにも意見を出してもらい子どもたちに喜んでもらえる素敵な建築物にしようと思います。
2021年08月25日(水) No.3121 (園長日記)

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