Diary

ひと休み


今朝電車を降り駅から保育園まで歩いている途中、ギンヤンマと思われるトンボが気持ちよさそうに空を滑空していました。その優雅で華麗な姿に気持ちよさそうと思っていたのですが、昨日ビニールを外したトマト畑の支柱にも待ったましたとばかりにトンボたちが止まりひと休みしているではありませんか!もしかすると、僕たちが気づいていないだけでこれまでも飛んでいたのかもしれませんが、雨が降る日が続いていたこと、そしてビニールが支柱を覆っていて止まるにも止まることができずにいたのかも知れません。そんなトンボに気づいた子どもたちは早速何とかして捕まえようと目の色を変えあの手この手と必死になっているものの、トンボたちもそう簡単に捕まえれれるはずもなく、子どもたちが手を伸ばそうとした時には手の届かないところへ悠々と飛び立ち子どもたちを見下ろす様にホバリングしては支柱に止まるを繰り返していました。そんな外の喧騒に気づくことも気にすることもなく0歳児ひかり組の子どもたち数人はまさに大の字といった格好でお休みの真っ最中。そんな姿を眺めているとき、4歳児はと組のW先生も通りかかり「可愛いですよね。みんなこんな時があったんですよね」とポツリ・・・。その一言の裏にある、現在担任している子どもたちとの違いや子ども(人間)の成長の喜びが伝わってきました。
 さて、先週までの低温が信じられないほど気温が上がった今日、プールでの水遊びや園庭で水をかけてもらうなど涼を感じられるような保育がなされていましたが、3歳児ひつじ組のF君はまるで猫のように涼しいところを探し出す名人のようで、今日も職員室へやってきたかと思いきや気持ちよさそうにソファーへ腰掛けご満悦!そんなF君に「ねえFちゃん、こっちに座ってみない?」と1人用の別な椅子に座る事を提案してみると「・・・?」という表情を浮かべた後「ここ?」と聞いたかと思った時には肘掛けに腕を置きお偉いさんの様にドッカと腰掛けながら涼んでいました。ところが、外での水遊びになった途端、担任のN先生や僕に水をかけられようなもんなら水が届かないところまで脱兎の如く逃げ出しては振り返りほっとした表情を浮かべていましたが、その様子がさっきまでの職員室での姿と正反対で可笑しくて仕方がありませんでした。そんな水遊びができるも来週26日のプール納会で一応お終いになります。水を怖がって逃げていくF君やY君たちが来年の夏どんな成長を見せてくれるか楽しみです。
2021年08月19日(木) No.3116 (園長日記)

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