Diary

曇時々雨のち晴れ


大雨により九州や広島などでは大きな被害が出ていますが、保育園(大河原町)では昨日降っていた雨が上がり、園庭には子どもたちにとって最高の遊び場である水たまりができていました。その水たまりを囲み夢中になって遊ぶ子どもたちの姿は上から覗くとまるで”つぼみ”のよう!朝番だった5歳児めぐみ組のM先生はまだ誰も遊んでいない水の濁っていない水たまりの周りにしゃがみ込み水を撫でるようにしています。そこで何をしているのか近づいてみると、水を優しく揺らしてできた波と、子どもたちが作った波をシンクロさせ波紋で水遊びを楽しんでいました。きっと子どもたちだけだったらこのような遊びは始まることは難しく、且つ澄んだ水が濁らないように優しく遊ぶなどほぼ不可能。その証拠にその後、きれいに澄んでいた水はあっと言う間に濁っていたことは言うまでもありません。そう考えると、この波紋を作って遊ぶことはとても繊細かつ素敵な遊びであることを再認識させてもらいました。そうかと思えば、職員室の前のバルコニーでは4歳児あい組の子どもたちがバルコニーにあるありとあらゆる椅子を運んで並べ、Kちゃんが踏み台をピアノに見立て先生になりきり「じゃあ、次は”ミックスジュース”を歌おう」と言って楽しそうに保育園ごっこをして遊んでいました。こんな姿が見られるのも、普段担任のN先生との保育園生活が楽しいということの表れ以外になく、とても微笑ましい光景でした。微笑ましいといえば、突然降り出した雨に多くのクラスが保育室へ戻った後、雨が上がった頃合を見て2歳児の子どもたちが園庭に出てきて、誕生日を迎えたほし組のA君のお誕生日を皆で祝うなどし、思い思いの遊びに取り組んでいたのですが、その際移築した二階建ての家に上手に上りニコニコしているのです。移築する前は直角だった梯子を若干角度をつけて取り付けたことで上りやすくなったこともあるのでしょうが普段生活している高さとは違う高さから見える景色は特別なことでしょう。
 さて、夕方には秋の虫たちの鳴き声が響くようになり秋の気配を感じます。そこで、職員室の飼育ケースで過ごしていたメスのカブトムシたちをこのままケースで過ごさせるのは可哀想なので夕方飼育ケースの蓋を開けたままにしてバルコニー置いておくことにしました。子どもたちが全員降園し暗くなってきた頃、それまで土に潜っていた3匹たちが忙しそうに動き出し始めました。それは、やっと自由な世界に飛び出し素敵なオスのカブトムシと出会うことができる事を喜び合っているように思えましたが、明日の朝出勤した時、飼育ケースに残っていたりすることもあるかもしれません。さてどうなることやら・・・?
そうそう、職員室前の砂場の上で育っているぶどう(巨峰)色からしてもまだまだ収穫時期にはなっていなのですが、不思議なことにぶどうの皮だけが落ちているではありませんか。ということは鳥か虫が食べている可能性も考えられないことはないのですが、鳥や虫は熟すまで待ってから食べるはず。ということは子どもたちが食べている可能性が大・・・。しかし食べたもののまだまだ酸っぱくてその場に吐き出した跡なのかもしれません。さて、その真相はいかに?今日も長くなりましたが、昨日できなかったトマト畑の片付けをしました。それまで雨に当たらないように覆っていたビニールなどを外すと気持ちのいい風が通り、太陽の日差しが当たり気持ち良くなった様に感じたのですがトマトたちはどう思って(感じて)いるのでしょうか?事務のOさんに手伝ってもらったものの全てを片付けることはできなかったため、続きは明日以降となりますが、たくさんの実を提供してくれたトマトを全てを取り除くと園庭が更に広く感じられることでしょう。今後秋冬野菜を育てる準備をしますが、これまで子どもたちに笑顔を与えてくれたカブトムシとトマトにはただただ感謝し「また来年ね」そう声をかけなければ。
2021年08月18日(水) No.3115 (園長日記)

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