Diary

何が起きた!?


パンパンパンパン!というけたたましい音がしたと思ったらその後に怪しげな煙が園庭から見下ろせる田んぼの方に立ち上りました。園庭で遊んでいた子どもたちの中には突然の出来事に驚き「怖〜い」と言って耳を塞ぐ姿がありましたが、一体何が起きたのか確かめたい多くの子どもたちは一斉に音と煙のもとへ走り出しフェンスに掴まり田んぼを眺めると、そこにはお孫さんを連れた田んぼの持ち主であるHさんがニコニコしながら子どもたちに手を振ってくれるのです。と思ったらまた音と煙の原因のものがまたしてもパンパンパンパン!という大きな音をたてるので驚いたり喜んだり・・・。Hさんはお孫さんと一緒に散歩を兼ねて田んぼの様子を見にきてスズメを追い払うために爆竹を鳴らしていたのです。昨日のニュースでは隣国が東シナ海の一部と南シナ海での禁漁期間を解除し、爆竹を鳴らして出港する様子を伝えていましたが、久しぶりに聞く(見る)爆竹の音と白い煙に、さぞかしスズメは驚いただろうと思うとだけでなく今でも爆竹って売っているんだ!?と妙に感心してしまいました。そんな爆竹騒動が終わると子どもたちは何事もなかったかのようにそれぞれ思い思いの遊びを再開していましたが、4歳児あい組のK君とCちゃんは解けたゴザの紐を上手に使い木片を結んで砂場で釣りごっこを初めました。するとそこへ5歳児めぐみ組のA君が捕まえたカエルを持ってやってきたと思ったら砂場(水たまり)に放すのですから2人は目を輝かせカエルを釣ろうとするのですが当然釣れるはずなどなく、それどころか、買ってもらったばかりのきれいな靴がびしょびしょになることなど全く気にする様子もなく水の中へ入りカエルを捕まえる同じクラスのHちゃんの姿にさぞかしガッカリだったのでしょう呆然として「・・・・・」という表情を浮かべていました。
 さて、先週から雨が続き今日も気温が上がらず肌寒さを覚える方も多かったことかと思います。先日までは毎日の様に実をつけてくれていた園庭のトマト畑のトマトもそろそろ収穫が見込めそうにもなくなってきたことが感じられ、午後の休憩時間には当番の先生がホットコーヒーを入れてくれました。そこで、ビニールハウスを解体し、大きく育った苗を抜いて秋冬野菜を植えるための準備の準備をしようと思っていたのですが、今日も雨。これでは畑の手入れはどうやらもう少しになりそうです。
 ところで、この数日間、僕もお休みを頂きましたが、大きな事故や怪我の連絡はなく、十分な鋭気を蓄えることが出来ました。お盆期間とはいえ保育園はお休みすることはなく子どもたちを受け入れていました。その間も様々な配慮しながら保育をしてくれた先生たち、給食を提供してくれた厨房のスタッフに感謝します。一方、九州や広島などでは子どもたちが夏休み期間真っ最中に大雨による被害が出て尊い命や家などが失われてしまった方々が大勢いらっしゃいます。遠い地にあって、何も出来ず、これ以上被害が広がらないこと、少しでも安心して過ごすことができる様にと祈ることしかできません。電車で出勤する際に見える、仙台市内を流れる広瀬川や名取川、そして大河原などを流れる白石川の水嵩がいつもより増していました。「もしこの水が溢れたら・・・?」そんな事を想像しながら窓から外を見ていたのですが、九州や広島の被害は他人事ではなく、いつ何時自分たちのところでも起きても不思議ではない事を再認識しさせられました。
2021年08月17日(火) No.3114 (園長日記)

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