Diary

雨に濡れることも楽しみに変えて


昨日夕方から夜にかけて稲光が見られ、突然音を立てて雨が降りました。今日も外遊びを楽しんでいる子どもたちの遊びを中断させるような雨が降り出しましたが、雨が止んだことを確認しながらも、急な雨を心配しながら5歳児ののぞみ・めぐみ組の子どもたちは近くの公園に出かけセミの抜け殻探しなどを楽しんでいたようですが、職員室で仕事をしていると、音を立てて雨が降り出してきました。そこで主任のY先生に「あれ、5歳児帰って来ましたっけ?」と声をかけると「・・・!?ちょって待ってください!」と言って西側玄関に向かってくれたのですが、そんなところにずぶ濡れになりながら子どもたちが走って帰って来ました。その姿はまるでシャワーを浴びたかのようでしたが、そんなハプニングさえも楽しんでいるようでした。因みに念願のセミの抜け殻も結構な数見つけて来たようでしたが、子どもたちの目ざとさはもちろん、抜け殻の数だけのセミが羽化したことが驚きでした。因みに、今日は姉妹園である、第二光の子保育園の5歳児の「お泊まり保育」が行われています。日中は蔵王の「小鳥ハウス」へ出かけ活動して来たようですが、第一の5歳児のように雨で濡れることはなかったとのこと。どうか明日まで事故などなく終えることができるようにお祈りします。
 さて、東京オリンピックの開会式でのパフォーマンスが話題を呼んだ「ピクトグラム」は「絵文字」「絵単語」などと呼ばれ、何らかの情報や注意を示すために表示される視覚記号(サイン)の一つで、1964年の東京オリンピック開催時、外国語でのコミュニケーションをとることが難しい当時の日本人(僕は今でもです)と外国人の間を取り持つために、開発されたのが始まりだそうです。しかし、今では至るところに当たり前に存在し(溢れ)、余程特別感があり目立つようなそれでなければ特別感などなく全く意識することはないでしょう。その証拠に保育園のトイレの存在を知らせるサインが大人用トイレと子ども用トイレが違うことに気づいているのは(職員を含め)ほとんどいないと思います。一方、あの開会式以降、仙台駅などで改めて(意識して)「ピクトグラム」を見てみると、コロナの影響によって出来たものなど様々なものがあることに気付かされます。思えば、現在小学校3年生になった子どもたちが年長児だった時、園舎内の廊下や階段などに小さな道路標識を貼り付けたとき、絵だけでその意味を理解し、ゆっくり歩いたり止まったりする健気な姿が見られました。そんな意味からもまだまだ上手に言葉で伝えられない、文字が読めない子どもたちの生活に生かすことが沢山あることを再認識しています。いつかまた、こっそり道路標識を貼ってみようかなあ・・・?
2021年07月30日(金) No.3107 (園長日記)

No. PASS