Diary

いいなあ!


冬、毎日のように雪が降り続いたり、真冬日が続いたりすると「早く暑い夏になるといいなあ」と思い、夏、連日のように雨も降らずジメジメした湿度の高い真夏日が続いたりすると「早く涼しい冬になるといいな」と思う方もいるのではないでしょうか?今日も少し動いただけで背が流れるような暑い一日となりましたが、3歳児は念願のプールでの水遊びを楽しみながら暑さを凌ぐことが出来ました。その近くでは、1・2歳児もタライや小さなプールに水を張ってもらい、行水を楽しみ、4歳児あい組の子どもたちは担任のN先生にホースで水を掛けてもらうなどして涼を楽しんでいました。また、今朝、朝番担当だった5歳児めぐみ組のM先生は、昨日収穫しザルに入れて冷蔵庫で冷やしてくれていたトマトを抱え「トマトはいかがですか?」と園庭に触れて歩き、子どもたちに食べてもらっていました。嬉しいことに「園長先生は食べましたか?黄色いトマト甘くて美味しいのでよければどうぞ」と声をかけてくれて、一つ頂くことが出来ました。暑さの中、しっかりと冷えた、甘いトマトは格別な味でした。格別な味といえば、いつもは職員室で主任のY先生、事務のOさんと一緒に給食を食べていますが、今日は3歳児ひつじ組の子どもたちと一緒にランチルームで食べました。何の予告もなく突然現れた園長になぜ?と不思議がる子どもたちもいましたが、幸いなことに嫌がられることなく、H君、Hちゃんと一緒のテーブルにお邪魔させてもらいました。しかも、H君もHちゃんも当たり前のように茶碗に付いてなかなか取れないご飯粒をとって欲しくて「あつまれしてください」と当たり前のように茶碗を手渡してくれるのです!そうかと思えば、Y君は歯ブラシを持ってきて「園長先生仕上げして」とのオーダーが入るのですから「いいなあ」と思ってしまいました。久しぶりに子どもたちと一緒に食べたからこそ「いいなあ」と思えるのかも知れませんが、これが毎日である先生たちは給食を味わう余裕などなく、掻き込んで食べなければならないこともあり僕のような心境になることはなかなかないことでしょう。もし許してもらえるなら、今度は別なクラスの子どもたちとも一緒に食べたいと思います。
そうそう、これまで「いいなあ」と思いながら経験したことがないこと、それは、軽トラの荷台でオープンカー感覚を味わうことです。毎週末、ゴミを捨てに行くために軽トラックを定位置から厨房裏の出入り口まで移動するのですが、その際、時々子どもたちを乗せてあげることがあります。今日も乗りたいと言う5歳児のぞみ組の子どもたち数人を荷台に乗せてあげたのですが、荷台から嬉しそうな声が響いて来るのですが僕は運転する、そんな声と嬉しそうな顔をミラーで見るだけ。いつか子どもたちと同じ気分を味わってみたいものです。
長くなりましたが、紆余曲折ありながら始まるTOKYO2020オリンピック・パラリンピック。仙台駅には随分前から横断幕が掲げられていますが、正直オリンピックが行われると言う雰囲気は全く感じられません。そんな中でも練習を重ねて来た選手の方々は金メダルを目指すことでしょう。色々な意味で記憶と記録に残るであろうオリンピック・パラリンピック、夏休みに入った子どもたちが「いいなあ」と思うような大会になること、そして何よりも無事に終わりますよう祈るものです。
2021年07月21日(水) No.3102 (園長日記)

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