Diary

さてどうなるでしょう?


入園式の時には満開だった園庭の桜は若葉から青々とした葉にバトンタッチし、子どもたちに赤い小さなサクランボをプレゼントしてくれています。子どもたちはそんなサクランボを拾い集め家に持ち帰ったり、ごっこ遊びに使ったりしています。今朝も5歳児のぞみ組のKちゃんとRちゃんが拾い集めたサクランボと水をビニール袋に入れ、マッサージするかのように袋を触り「きもちいね」とニコニコ!そんなところに掃除をする僕が現れると「気持ちいいから園長先生も触ってみて!」と言って自分たちの楽しさをお裾分けしてくれました。中には拾ったサクランボを土に埋め芽が出てくるのを楽しみにしている様子も見られます。しかし、子どもたちが夢中で拾い集め様々な遊びに使ってもこのソメイヨシノのサクランボは一代雑種ということで、どんなに芽が出るのを待っても出てくることはありません。それでも健気に芽が出ることを楽しみにしている子どもたちを見ていると、大人にしか通用しない難しいことを言って聞かせても意味がないどころか夢を奪ってしまうことになりかねません。もう少しの間この季節限定のお家の方へのプレゼント、ごっこ遊びの飾り、種蒔きの様子を見守って行こうと思います。
 さて、先日から予告していた通り、今日から園庭中央の遊ぶ環境(木製遊具)の改修作業が始まりました。人力ではびくともしない丸太もユンボ(パワーショベル)の力によれば、あっという間に倒れ、釣り上げられ、それまでの環境が一転してしまったかと思ったら、一部ではあるもののこれまでとは比べ物にならないほど贅沢で、腐食しにくいケヤキや栗を使った木製遊具がお目見えしました。お昼寝や午後のおやつを食べ終え、外遊びができる子どもたちは未完成でも魅力的なことを感じるようで、「ちょっと怖いなあ」とか言いながらも、早速、新しい環境を楽しんでいました。今週いっぱい作業がかかるかと思いますが、園庭がどんな風に変化していくか楽しみにしながら作業を見守りたいと思います。
2021年05月24日(月) No.3059 (園長日記)

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