Diary

大喜び


午後まで降ると思っていた雨が早いうちから上がってくれたので、お家作りに使うために昨日切り出してきた杉の木の皮を剥いて作業の準備をしました。さすがに切り立てで生きがいい!?こともあり幹と皮の間に水分が残っていとも簡単に気持ちよく剥けてくれるのです。本当ならば多くの子どもたちに経験させてあげたいと思っていたのですが、ついつい自分が夢中になってしまうほど綺麗に皮が剥けるので僕が夢中になってしまうほどでした。その気持ちよさを例えるならば、日焼けして剥けそうになっている皮を上手に剥くことができた時と同じような感覚。しかし、最近は子どもでも日焼け予防をする時代になっていること、そして、そもそも海水浴に行くことがない、また、海水浴場自体が東日本大地震によって失われてしまったところがあるので、気落ち良いという感覚は、ある一定年齢以上の方以外には伝わりにくいことでしょう。
 さて、昨日の雨で子どもたちの格好の遊び場となった園庭の水たまりでは、2歳児つき組の子どもたちは遊具小屋からジョウロやシャベルやスコップなどありとあらゆる道具を運んできて手足はもちろん、お尻や顔が濡れることなど厭わず夢中になって遊ぶ姿。そうかと思えば、2歳児ほし組のA君は雨で濡れて滑りやすくなっている花見やぐらに上って僕に手を振ってくれていました。一方、1歳児うみ組の子どもたちは誰もいないランチルームを独り占めし、先生たちが保育室から出してくれた遊具で遊び、そんなランチルームの真上の2階ホールでは、4・5歳児のサッカー教室が行われ、お天気が良い日は静まりかえっていることがほとんどの園舎内が今日ばかりはとても賑やかな声が響き、愚図ついた天気を忘れさせてくれました。来週は一週間かけて園庭のリニューアル工事を行いますが、これまで以上に子どもたちが大喜びして遊んでくれるような楽園を作ってあげたいと思います。
2021年05月21日(金) No.3058 (園長日記)

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