Diary
貴重な晴れの日
明日と明後日は雨の予報が出ていますが、今日は朝から青空が広がり湿度も低く爽やかな風が吹き過ごしやすい一日でした。そこで、晴れている時にと、砂場のところに植えてある巨峰がしっかり蔓を巻き、砂場に日陰を与えるとともに、今年こそはしっかりと実をつけてくれるようにとの願いを込めてパーゴラの角材にロープを張る作業に取りかかりました。すると、ちょうど同じ頃、5歳児たちがバルコニーにソックスを脱ぎ捨て柱上りを始めました。するとどうでしょう、ドッジボールをして遊ぶ姿はよく見ていましたが、どこかで(いつの間にか)練習していたのでしょう、先月にはまだ上手に上れなかった子どもたちまでが上れるようになっていて、柱に掴まりながら作業をしている僕に向かって「園長先生、写真撮って」と言える余裕さえあるのですから驚きです。しかし、全国的に桜の開花が早かった今年、各地の梅雨入りの情報を見聞きすると東北の梅雨入りも早そうな気がするため、このように外遊びに興ずることができるのも難しくなってくるのでしょう。同様に僕も外での作業が難しくなる前に先日撤収した家を作り替えるべく、田植えでお世話になっているYさんに山の木をいただくため、午後にYさんと一緒に山へ行き伐採作業をしました。この作業もお天気が悪ければ延期になったと思えば、今日は本当に貴重な晴れの日だったということでしょう。こんな晴れの日はどうやら生き物たちににとっても過ごしやすいようで、学年・クラス・男女を問わず、今年もだんごむし探しが始まり、また、夕方片付けをして保育室へ戻ろうとする頃には5歳児めぐみ組の子どもたちがクワガタを見つけ大騒ぎすることになりました。こんな姿も明日は雨模様となりそうで見られそうにありません。虫たちにとっては安心できる日となることでしょう。
さて、昨日19日か一昨日18日、東日本大地震のような大きな災害が起こるという話が一部の方々の間でまことしやかに囁かれていたそうです。一昨日それを聞いたものの、そんなことは起きるはずはないと思いながらも心のどこかで何かが引っ掛かり心配しているところもありました。しかし、我々が住んでいる地域はもちろん、その他の地域でも地震を含め大きな災害が起きたというニュースが伝えられることがなくホッとしました。その一方で、このような情報はどのようにして生まれ(始まり)伝わるのか不思議でなりませんでした。あの東日本大震災を経験した一人として、この話を聞いても誰かに伝えることがなかったのは、まことしやかに囁かれているとはいえ、話を聞いて震災を思い出し不安になる方もいないとは限らないと思ったからです。それでも、今でもなお、東日本大震災の余震が続いていることを考えれば、あながち噂話とも思えないような気もします。当然のことですが・・・。
2021年05月20日(木)
No.3057
(園長日記)
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