Diary

素晴らしい環境!


「ペンテコステ」はあまり馴染みのない言葉かと思いますが、キリスト教にとって、とても意味のある大切な礼拝の一つで、聖霊降臨という意味で、聖霊が降り、世界中に教会が広まったことから教会のお誕生日として祝われています。保育園でも来週ペンテコステ礼拝を守るということから、各年齢、聖霊の象徴である“鳩”の制作をし保育室に飾り付けられるようになりました。今朝、掃除をしながら4歳児あい組の窓に飾り付けられた作品を見てみたのですが、同じ材料を使って作っていながらも出来上がりは全て違って個性豊か!特に目として貼られたドットシールの位置で表情が違い、中でもヒラメやカレイのように目が貼られた鳩がとても可愛らしく思わずニンマリしてしまいました。それもこれも、「こんな風に作りなさい」と指示されることなく子どもたちが自由に作っているからこその鳩たち!今にも喜んで飛んで行きそうに思えてしまいます。
 さて、昨日巣箱から落ちてしまい助けられたシジュウカラのヒナたち、ヘビに食べられてしまった可能性もあるので、今朝どうなったか巣箱が掛けられている木の前に立ち、鳴き声が聴こえるかどうか耳を傾けながら近くに親鳥がいないか見ていました。しかし、鳴き声も聞こえず、親鳥の姿も見られないので巣箱の中で息絶えていることを覚悟して脚立を運んで見てみました。するとどうでしょう、ヘビに荒らされた様子もヒナの姿もなく、残っているのは器用に作られたベッドだけでした。空っぽになった巣箱の中の様子に無事に巣立ってくれたであろうことを感じ取ることができホッとしました。この巣箱の他にある2つの巣箱の様子もついでに見てみたのですが、今年は使われた様子はありませんでしたが、以前使われていた形跡が残っていました。これまで気づかれないように子育てをして、巣立って行った鳥たちがいるのでしょう。それにしても、保育園の園庭で鳥が巣立ったり、ヘビが現れたりすることからも、身近なところで食物連鎖が行われているということ、緑豊かになった枝たちが自然のトンネルを作ってくれている贅沢な環境であることを再認識させられます。
2021年05月19日(水) No.3056 (園長日記)

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