Diary

なかなか思い通りには・・・。


5月の連休明け毎年5歳児が田植えをさせていただいている田んぼに、今朝水が引き入れられ、乾燥していた土が少しづつ水に覆われ始めました。その様子に気づいた5歳児たちが、フェンスにへばりつき眺めていました。昨年度はコロナウイルスの影響で恒例行事となった田植えが出来ず稲刈りだけになってしまいましたが今年度は何とか中止になることなく泥の感触や匂い、歩きにくさなどを実体験することができるように願い祈る日々です。一方、保育園では今年も野菜や果物を育てる準備を始めるべく園庭の畑を耕すことにしました。そこで、2台ある管理機(耕運機)を畑の近くに運び土を耕す準備しました。すると、妙な機械が現れたことに興味を示した子どもたちがやってきて、いつものごとく「園長先生何やってるの」「これなあに?」などとあれやこれや聞いてきます。そこで土を柔らかくして野菜が育つことを伝え、早速機械のエンジンをかけることにしました。ところが、先日エンジンをかけた時には特別なことがなかったISEKI君がいざ使おうとしたときになってエンジンが始動しないではありませんか。そこでT先生に手伝ってもらってRobin君のエンジンをかける事にしたのですが、T先生に手伝ってもらっても、こちらも機嫌が悪いのかエンジンがかかりません。こんな時、いつも頼りにしているYさんに電話をして様子を伝えて対応をお聞きしたのですが、実際に見てみないとわからないとの答え。自分の中では午前中には全ての畑の土を柔らかくする予定でしたがエンジンをかける作業だけで1時間程度かかってしまい、作業を断念せざるを得なくなってしまいました。ところが、園の事情を案じて下さったYさんが仕事の合間を見てお昼にわざわざ様子を見にきてくださったのです。そして、それぞれのエンジンをかけると、ISEKI君は相変わらず始動しなかったものの、太陽の日差しを浴び、ガソリンが気化しやすくなっていたのかRobin君が動くではありませんか!そのお陰で午前中できなかった作業を午後行うことができました。それもこれもYさんのお陰ですが、午前中動かない(エンジンのかからない)ISEKI君とRobin君を撫でながら「頑張れ〜!」とか「神さま、動くようにしてください」とお祈りをしてくれた子どもたちの祈りを神様が叶えてくれたのかも知れません。一方、エンジンが最後までかからなかったISEKI君は明日の朝、点検・修理のためYさんが軽トラックで取りに来てくださいます。修理が終わったら今日耕すことができなかった残りの部分を耕して苗を植える準備を終えたいと思いますが、頑張って耕したこの畑が聖書に書かれている「4つの種」の譬え話にある良い地であることを祈るものです。
2021年04月23日(金) No.3042 (園長日記)

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