Diary

DNAのせい⁉


3月3日のひな祭りを迎える前、雨水の日に雛人形を飾ると良縁につながるということで毎年保育園でも雨水の日に雛壇を準備し5歳児が中心となって飾り付けをしてくれます。ところが、5月5日の子どもの日の頃になると飾られる鯉のぼりは特別決まった日はないようです。しかし、3月3日のひな祭りは祝日ではありませんが、5月5日はお休みになるため、5月になってから飾ると、子どもたちがほとんど見ることなく片付けてしまうことになってしまうため、毎年この時期に園庭にポールを立ててあげるようにしています。そして、今朝、その作業に取り掛かったところ園長が何か始めたということに気付き興味を持った子どもたちが「園長先生なにしてるの?」「すっご〜い!」と言いながら作業を見守ってくれました。そんな子どもたちの声援・見守りのお陰もあり無事に鯉のぼりに泳いでもらうことができたものの、真っ直ぐとはいかず今年もまた傾いてしまいました。それでも子どもたちは、鯉たちが泳ぐ様子を空を見上げて見ていました。ところがポールが曲がって立っていることに気付いたT先生は出勤するや否や「すみませんでした(手伝えずの意)」と申し訳なさそうに声をかけてくれ流ことになり、気を遣わせてしまったと反対に申し訳なく思いました。来年こそは曲がることなく真っ直ぐ立てるようT先生と一緒に作業をしたいと思います。
 さて、不思議なことに鯉のぼりが園庭の空を泳ぐようになると動植物たちが活発に活動を始めるかのように5歳児が職員室前の柱登りを始めるのです。誰かに言われることもなく突然始まるその様子はまるで第一光の子保育園の子どもたちの遺伝子(DNA)に組み込まれているかのようです。しかも既に何人かの子どもたちは、暖かい島国でヤシの実を取るために登っていく名人かサルのような登りっぷり!そして驚いたことに、2年前に卒園した子どもたちが上手に登っていたことを覚えていて「W君はベランダのところまで登ってたよね」というのです。きっとその頃から自分たちも上手に登れるようになりたいと憧れを持って見ていたのでしょう。しかし、昨年は5歳児に遠慮して我慢していたのかもしれません。いずれにしろ、今日の様子からするとこの数日間で登れるようになる子どもたちが増えることは間違いなさそうです。
2021年04月20日(火) No.3039 (園長日記)

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