Diary

世代交代


年度末の3月と新たなスタートを迎える4月は別れと出会いが交錯し、感情がアップダウンする時期です。届出保育となって以来、登園する子どもたちが減った5歳児、のぞみ組・めぐみ組の中には小学校へ就学する不安というより、保育園とさようならすることが悲しくて仕方がなく不安定な子どもたちの様子が見られます。そうかと思えば、今朝、いつものようにおじいちゃんと登園して来たのぞみ組のK君は「園長先生、ずっと使ったけど、もう使わないから保育園で使うように持って来たよ」とストライダーを持って来てくれました。おじいちゃんにお礼を申し上げると「後輩たちに使ってもらえれば・・・」とのこと。K君が持って来てくれたことで数台に増えたストライダーに子どもたちは大喜びをし園庭を走り回っていました。この調子だと、自転車に乗れるようになるのが早い子どもたちが増えるような気がすることと、そして来年度の「親子で遊ぼう会」で楽しいプログラムが出てくるような気がしてなりません。
 さて、4月から世代交代し、新たに、のぞみ組・めぐみ組になる4歳児の子どもたちが、大きな行事等がない限り常に並べられているテーブルと椅子をどかし、雑巾を手に一年間使ったランチルームの床を掃除(水拭き)をしてくれました。お陰で床だけでなく気分もスッキリしました。そんなランチルームとは反対に、数年間持ち上がって担任をしてくれて、小学校へ子どもたちを送り出すM先生、S先生たちは、スッキリするどころか、子どもたちが登園しなくなる2日後には心にポッカリ穴が開いてしまうことでしょう。
 そうそう、せっかく桜が咲き始めたというのに、今日はゴビ砂漠などから時速300Kmものジェット機流に乗って2・3日かかってやって来たという黄砂の影響で空が曇り昨日のように青空にピンク色の桜が映えることはありませんでした。のぞみ組・めぐみ組の子どもたちが最後の登園日となる明日は青空に桜の花が映えるような天気になりますように・・・。
2021年03月30日(火) No.3023 (園長日記)

No. PASS