Diary

よかった!


今年度はコロナで始まりコロナで終わった一年でした。そのため、これまで出来ていた(して来た)ことが出来ないだけでなく、行事のたびに雨に泣かされる一年でもありました。しかし、保育終了日となった今日は、これまで泣かされて来た行事を帳消しにしてくれるような天気となり、今にも桜が咲きそうな気温になりました。そんな春を感じさせる今日は5歳児めぐみ組のT君のお誕生日で、お父さん・お母さんがいらしてくださいました。4月からお友達の誕生日を祝い続け、1年間待ちに待ち、遂に自分の誕生日がやって来たことが嬉しくて大喜び!外遊びの際にはお父さんお母さんも交えてドッジボールをしていましたが、本気モードで遊んでくださるお父さんに先生たちも本気モードでボールを投げるなど見ていても楽しめました。マスクをつけて本気で動いてくださったお父さんは、三密ならぬ酸欠になりそうだったそうです。そんなドッジボールの後、保育室で誕生会をしている時、お隣ののぞみ組では卒園式の時、役員の方々が準備してくださったものの時間短縮をお願いしたためできなかった、子どもたちからのメッセージを聞かせてもらったS先生をはじめ子どもたちが嗚咽していたらしく、のぞみ組のM先生はその声が伝染しないよう頑張りながらの誕生会だったようです。給食も一緒に食べた後、M先生とお父さん・お母さんがM先生と懇談する間、T君は職員室にある遊具を独り占めできるので嬉しそうに遊んでいました。年度初め、保育園生活最後となる5歳児はコロナ禍であっても、これまで通り誕生会を行うことにしましたが、今日、T君の誕生会を無事終えることができ、年度初め「5歳児だけは誕生会を行おう」と判断してよかった、そう思わされました。また、これまで5歳児は、ことあるごとに「保育園最後の」という枕詞がついていましたが、遂に今日が本当に登園最後という子どもたちが数人いました。そんな子どもたちが降園の際、多くの保護者の方々に「この保育園でよかったです。これまでありがとうございました」と挨拶をいただきましたが、我々は「そう言っていただけてよかった」こんな言葉をいただけるのは、これまで子どもたちと関わってくれた先生たちのお陰!改めて感謝です。今日で保育園生活が最後になった子どもたちが喜んで小学校へ通えること、そのために子どもたち、ご家族皆さんの健康が守られることを祈ります。
 さて、今日、あまりにもお天気がよかったこともあり、先日の地震の被害の確認を兼ねて園舎の屋根に登り、園庭の変化と子どもたちが遊ぶ姿を写真に収めました。いつものことながら屋根の上に突然現れる園長に驚き「お〜い、園長先生、どうしてそんなところにいるの?」「どうやって上ったの?」聞いて来ましたが、中には「そこから飛び降りられる?」と質問も・・・。もちろん「それは無理だなあ!」と返事をすると「ふ〜ん、そうなんだ」と返事が返って来ましたが、彼らはどうやら、本気で僕が屋根から飛び降りることができると思っていたようです。
2021年03月24日(水) No.3020 (園長日記)

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