Diary

おめでとう。そして、ありがとう!


今日は子どもたちの卒園・進級を祝う「お祝い会」の予定日でした。この時期の恒例行事となっていますが、昨年度に引き続き、今年度もまだまだコロナ禍であるため、開催できるか心配でしたが、時間短縮、しっかり換気するなどの予防対策を徹底し全園児がホールに一同に会して開催することができました。そして、進級児から卒園児に「卒園おめでとう」と「これまでありがとう」の気落ちを込められたプレゼントが、また卒園児から進級児には「僕たち・私たちのことを忘れないでね」の気持ちも込められた手作りのカレンダーが渡された後、お互いに歌のプレゼント交換があり、その後、今年も担当の先生が子どもたちの成長をまとめたスライドショー が披露されました。これまで先生たちが撮影した写真の中から提供されたた“これぞ”という映像が映し出されると、自分が出て来たときはもちろんのこと、クラスの仲間が出てくると歓声をあげて大喜びし、前のめりになりスクリーンに釘付けになっていました。その後、今年度で退職する職員がいることを子どもたちにも伝え、R先生とA先生に挨拶してもらったのですが、スライドショーを見ていた時の歓声から一転、シーンとした時間が流れ、小さな子どもたちでも意味をしっかり理解し、寂しさを感じてくれていることが伝わってきました。退職するとはいえ、もう少し出勤してくれますので残りの時間も楽しく過ごしてくれることを願うものです。
 さて、先日の地震から一週間が過ぎますが、白石-仙台間で新幹線が脱線するなどの被害があり、まん延防止が出ていた頃には閑散としていた仙台駅前の高速バス乗り場には朝からビジネスマンが行列を作っています。また、いくつかの発電所が停止している中、春とは思えない天候となり、暖房利用が増加することが予想され、大規模停電が懸念されるために節電が呼び掛けられました。そんなこともあり、帰宅する際に必ず通る仙台駅前のビルの照明も間引きされていました。思えば11年前の震災の時にも節電が呼び掛けられ、コンビニも電車の車内灯も間引きされるなどしていましたが、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」のことわざの通り、電車の照明が付いていて当たり前のように思っていたことに反省させられました。今日の帰宅の際には仙台駅のホームに新幹線が復旧するまでの間、走ることになったと思われる見たことのない臨時列車と思われる(撮り鉄が喜びそうな)電車が停車していましたが、寒い中、新幹線の復旧のために尽力されている方々、在来線を走らせて下さっていること、早急に高速道路の修繕に当たって下さった方々がいたこと(いること)に「ありがとうございます」そう思わなかればならないことを思いました。
PS:給食では卒園・進級を祝い、赤飯が提供されましたが、子どもたちにその意味が伝わっていていることを願います。
2021年03月23日(火) No.3264 (園長日記)

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