Diary
春になれば・・・。
♪「春になれば 氷(しが)こも解けてどじょっこだの ふなっこだの夜が明けたと思うベナ」の歌詞で有名な秋田の民謡から生まれたという童謡「どじょっこふなっこ」、そんなドジョウではありませんが、寒さが和らぎ、春の日差しが感じられる様になったこともあるのでしょう、このところ、朝、子どもたちが園庭に出てくる時間がとても早くなり、かくれんぼやシーソー、ストライダーなど思い思いの遊びを楽しんでいます。4月から保育室が1階から2階へと変わるだけでなく、朝のおやつがなくなる2歳児クラスの子どもたちも早い時間から外遊びを始めるなど先生たちが進級後を意識した生活リズムで過ごしています。4歳児は緊張した面持ちで5歳児から引き継いだ当番活動に取り組んでいますが、そのことにより、間も無く自分たちが保育園で最年長学年になるという意識が芽生えて来ていることが伝わって来ます。一方、卒園式を終えた5歳児は緊張感から解放されたのか残り少ない園生活を満喫していることが伝わってきます。しかし、小学校に入学した途端、これまでと一変し最小学年となりお世話をしてしてもらう対象となってしまい、緊張感の中での生活が始まることでしょう。そして、保育園でもしばらくの間、新入園児の泣き声が響き、先生たちが疲労困憊の日々が始まることでしょう。
さて、今日の午後は、M学院女子大学のA教授・K教授の最終講義のお誘いを受けM学院女子大学に出かけて来ました。これまで、様々な研修会の講師として、また、学会での発表にお誘いいただいたり、震災後、被災園に学生ボランティアと同行いただき職員のカウンセリングをしていただくなど大変お世話になったこともあり、何としても直接お礼を申し上げたいとの思いで出かけました。ご家族のことや体調のことなどから定年を前に退職とのことでした。僕が退職する時が来ても、お二人の様に最終講義などという素晴らしいセレモニーは絶対にありませんが、体調や体力を考えると、動けなくなって子どもたちに失礼にならないよう自分も身を引く時期を考えなければならないことを痛感させられます。
2021年03月16日(火)
No.3014
(園長日記)
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