Diary

ありがとう! 


天気予報通り第73回卒園式は雨となりましたが、子どもたちにとっては雨が降ろうと「晴れの日」、いつもと違い素敵な衣装に身を包み緊張しながらも嬉しそうな笑顔で登園してくる子どもたちは一段と成長して見えました。そんな子どもたちと対照的に保護者の方々の表情からは嬉しさより寂しさが感じられ、子どもたちが入場する段階から止むどころか強まる雨を象徴するかのように涙を流したりハンカチで目頭を押さえたりする姿が見られました。そんな姿を見てしまうと涙が感染してしまいそうで出来るだけ入場する子どもたちの姿だけに目を向けていましたが、照れながらも堂々と歩く41名の子どもたちの卒園式を開催できたことが反対に涙の元となりそうでした。一部「礼拝」、二部「証書授与式」共に滞りなく進む中、それまで涙することがなかった子どもたちが次第に泣き出し、それが伝染するかのように広がりました。目の前に座ったのぞみ組のJ君は泣き出した友達の背中を撫でながら、優しく何かを語りかける様子から豊かな感受性や友情関係の育ちを再認識させられこの上無い喜びを感じました。
 緊張したであろう式終了後の記念撮影でも愚図ることやカメラマンを手間取らせることなく撮影できました。また、降水確率の高さから「卒園式」の立て看板は雨の当たらない庇(ひさし)の下に置いたことで雨に当たることも、傘をさくこともなく例年通り代わる代わる撮影する様子が見られました。それにしても今年度はコロナウイルス とともに雨に泣かされる一年だったそう思わされる卒園式となりましたが、残り少ない登園日がお天気に恵まれること、一つでも素敵な思い出ができるように祈るものです。
 最後に、土曜日の家庭保育にご協力くださった皆さん、卒園式にご参加くださった保護者の皆様、これまで子どもたちの門出を祝うために様々な準備をしてくれた職員、5歳児の担任として子どもたちを支え導いてくれた、のぞみ組のS先生、めぐみ組のM先生に感謝します。お疲れ様、そしてありがとう!
そして、何よりも全てを守り導いてくれた神様に感謝します。
 
2021年03月13日(土) No.3012 (園長日記)

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