Diary

勘弁して!


家を出る前に見た天気予報によると、仙台市東部などに乾燥や強風などの注意報が出ていたのに、強風が吹くとビル風で歩くことが大変になる仙台駅前のビル群も風が吹くことなくいつもと変わることのない朝でした。ところが大河原駅に着くと、それまで吹いていなかった風が結構な勢いで吹いているではありませんか。今日の卒園式の練習予定は午後だったので、午前中は昨日に引き続き落ち葉の片付けをしようと思っていたのですが、この風によって計画は無残にも打ち砕かれてしまっただけでなく、春の日差しと暖かさによって飛んだスギ花粉のお陰で目が痒くて仕方がありませんでした。しかし、風が吹いたことで時間ができたため、卒園式の花道を飾るための花を買いに行ってくることができました。こんな風に午前中時間が過ぎ、給食を食べ終えたころ、栄養士のY先生が慌てた様子で「園長先生、大変です!厨房に水が漏れて来てます」と報告に来ました。この2週間の間に二度も清掃業務をしてくれているYさんに「園長先生、2階のトイレの水が流れないのですが・・・。」と言われ、その度、ラッパのような形のゴムが付いた道具で水が流れるようにしていたので2階の男の子用のトイレだということは明白!そこで、急いで2階のトイレに行ってみると、案の定、オーバーフローした水が床に溢れていて、それをY先生が一生懸命に拭いてくれていました。その様子から、専門家に来てもらい原因究明してもらわなければならないと判断し業者の方にいらしていただき、様子を見てもらったところ、便器を外さなければならないような大掛かりな作業となりました。そして、卒園式の練習中に原因が分かったのですが、何と木製の積み木が詰まっていたことというのです
。一体誰がなぜ、トイレに積み木を流したかはわかりませんが、積み木に書かれていた文字(ひらがな)が「と(といれ)」だったら笑い話になったかもしれませんが、詰まっていたのは「こ(こあら)」。「あ」を取って「こら〜!」そう叫びたい、そんな気持ちでした。
 さて、この一年、5歳児が毎日交代でしてくれていた、人数当番(出欠席者の人数の確認)と午後のおやつの検食を職員室に届ける日課を卒園前に4歳児へ引き継いでもらため、のぞみ組・めぐみ組の子どもたちが指導係を兼ねて交代で4歳児と一緒にクラスをまわってくれています。今日の午後の検食当番は4歳児あい組のRちゃんとSちゃん、5歳児はのぞみ組のT君とRちゃんでしたが「人数当番です」と言いながら職員室に入って来ました。しかも、肝心な検食を運んで来るのも忘れてです。その姿が何とも微笑ましく職員室にいた職員みんなが和ませてもらいました。
 今日も長くなりましたが、最後に・・・。僕が毎日の日課としている空間線量の計測をしていると、時々子どもたちが「ねえ、描かせて(書かせて)」と言って記録用紙の余白部分に思い思いの絵や文字を描いて(書いて)いきます、5歳児のぞみ組のK君の最近のお気に入りはサ◯ダ◯バ◯ドなのですが、何を感じたのか昨日は「僕、今日は保育園描く」と言って園舎を何度も見ながら描き始めました。出来上がったその絵は窓の形などとても特徴を掴んでいて素晴らしいと思いました。その他にも特徴を掴んだストライダーなど、子どもの時にしか描けない素敵な作品ばかりでした!そんなK君たちの卒園式はまた雨が降る予報、今年度はことごとく雨に悩まされそうで、神様勘弁してください!そう叫びたくなります。
2021年03月10日(水) No.3009 (園長日記)

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