Diary
デジタル化の波
ほぼ1ヶ月ごとに聴かせていただいていたハープコンサートも今日が今年度最後となりました。この一年、のぞみ組・めぐみ組は何をするにも「保育園生活最後の」という枕詞がついてまわりましたが、このコンサートも保育園最後のコンサートでした。3・4・5歳児が一堂に会する行事の場合、体格差を考慮して一番後方に座ることが多い、のぞみ組・めぐみ組の子どもたちが今日ばかりは奏者のIさんの手元やハープがよく見えるステージに一番近い最前に座らせてもらってのコンサートでした。プログラムは、子どもたちが大好きな「カレンダーマーチ」や暖かい春の到来を喜ぶ「春がきた」など歌い踊ることができる曲の他、子どもたちは経験していないものの「花は咲く」や「いのちの歌」などを演奏していただくことで、間もなく10年を迎える東日本大震災を考えるひと時となりました。Iさんにはコンサートだけでなくお泊まり保育で就寝する時にもBGMを演奏してもらいましたが、卒園式の証書授与の時にもBGMとして子どもたちが歌って来たさんびかのメドレーを演奏していただき晴れの日を祝っていただきます。また、子どもたちが就学する大河原町内の小学校でも音楽を教えていらっしゃるので卒園後も繋がりが続くことでしょう。因みに今日のコンサートでは、これまでのように紙の楽譜をめくることなく、タブレット(i○a○)に取り込んだ楽譜をフットペダルでめくるなど、楽譜も電子化(デジタル化)されていることに驚かされました。黒鍵があるピアノとは違い演奏中にレバーを動かさなければならない音があるため、楽譜をめくる作業がなくなるだけでなく、たくさんのデータ(楽譜)を持ち運ぶことができるタブレットはとても便利なツールになっているようです。因みに、フットペダルだけでなく、設定次第ではウインクでもページをめくれるらしく「園長先生、マスクを外して試してみてください」と言われ、普段の生活では絶対にすることなどないウインクをしてみると、確かにページがめくられました。デジタル化の波(速さ)についていけてないことを痛感です。
2021年03月04日(木)
No.3005
(園長日記)
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