Diary

自主的に


日に日に日が長くなり春の到来が感じられるようになったものの朝夕はまだ寒く、今朝も朝の冷え込みに加え昨日の風によってバルコニーに降った雨が凍りつき園庭の水たまりには氷が張り、砂場はカチカチに固っていました。しかし、真冬とは違うのは少し日が差すと直ぐに解け始め、地面がぬかるみ始めるようになることです。そんなこともあり園庭で遊んだ子どもたちが保育室へ戻る時、玄関先は砂だらけになってしまいます。それに気づいたのでしょう、4歳児はと組のFちゃんとSちゃんがホウキとちりとりを使い掃き掃除をしてくれているのです。「お掃除してくれてるんだ、ありがとう。助かるなあ〜!」「誰かにお願いされたの?」と声をかけたのですが、「えっ?違うよ!」との返事に、担任のR先生にお願いされて始めたのではなく、遊び感覚で自主的に始めたことがわかりました。このところ4歳児あい組・はと組の子どもたちは5歳児のぞみ・めぐみ組から人数当番(出欠確認)と僕のところに検食を運ぶ当番活動の引き継ぎをしていることも今日の2人の姿に関係しているのかも知れませんが楽しそうに話しをしながら掃除する様子に子どもたちの気づきと行動力に驚かされました。
 さて、驚かされたといえば、今日の防犯訓練での先生たちの速やかな動きと火災や地震の避難訓練とは違う雰囲気を察した子どもたちが先生たちの指示に従い避難する落ち着いた姿でした。今日の訓練は大河原警察署に職員の派遣を依頼し我々職員の不審者対応の仕方や避難の様子等を見ていただき、避難の方法や課題、準備しておくと良いものなどを教えていただきましたが、様々な現場経験から不審者に扮した警察官を相手に初期対応する難しさを痛感させられました。避難を終えた子どもたちに生活安全課の女性警察官から話をしていただいたのですが、しっかりと話に耳を傾ていました。訓練終了後、子どもたちはお巡りさに群がり質問責めにしていましたが、そんな子どもたちに丁寧に対応してくださるお巡りさんには先ほどの不審者の姿はどこにも見当たりませんでした。あってはならないことですが、実際に不審者が保育園にくるようなことがあった時、子どもたちの命を守るため一人ひとりが自主的に判断・行動できるように今後も時々訓練をしようと思います。
2021年02月17日(水) No.2994 (園長日記)

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