Diary

許して!


2月に入り暦の上では春になったというのに雪、大雪に悩まされた(悩まされている)方々にしてみれば降った部類に入らないであろう、たった4〜5cmの積雪でしたが、出勤前で忙しい時の接触事故、転倒して怪我をすること、また、夕方から夜の冷え込みで翌朝は凍ってしまうことがない様に。ましてや、送迎用に使用を許していただいている東部運動場の広い駐車場の雪かきを管理人さんにお任せするなんてことはできません。と考えると雪かきをは必要でしょう。しかし、そう思っていても、去年一昨年と雪が少なかったことの「倍返し」とばかりに降る雪に「もううんざり!勘弁して」という言葉が口をついてしまいそうになります。ところが、園舎内の消毒をしている時、3・4・5歳児が園庭に出入りする玄関で気づかされたことがあります。それは消防隊員が緊急の出動要請に速やかに対応できるよう長靴を準備しているように、子どもたちの長靴も持ち主がやってくるのを待っているかのように下駄箱にきれいに片付けてあることでした。このところ、寒い日が多かったこともあり10時頃にならないと外に出てくることがなかった子どもたちが、今朝は園庭を覆い尽くす雪で遊ぶため、9時過ぎには築山でのソリ滑り、雪だるま作り雪を投げ合う、そして直径90センチ近くある丸太からジャンプするなどして遊び始め広い園庭のあちこちから歓声が響きました。下駄箱にきれいに並べ(片付け)られた長靴、歓喜をあげて遊ぶ子どもたちの姿を見た時、「もううんざり!勘弁して」なんてことを思っていた自分が情けなく心の中で「許して!」と叫ぶことになりました。ちなみに、子どもたちが楽しそうに遊ぶ園庭に出るとズボンの後ろのポケットに何度となく雪玉がプレゼントされました。もちろん、ここでは「許して!」と叫ぶことはなく「ありがとう」そうお礼を言いました。
2021年02月04日(木) No.2983 (園長日記)

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