Diary

こんなに!?


「今日って、こんなに冷え込むって言ってたっけ?」そう思うほど地面が凍り付き、たった30分ほどで足も手も冷たさで感覚がなくなってしまいそうになった朝、水道の水抜きをしてあったにもかかわらず、中にはやかんでお湯を掛けなければならない蛇口があったほどです。ところが、太陽が昇ると凍り付いていた地面が融けだし比較的水はけの良い園庭があっという間にどろどろになってしまいました。ところが、それが子どもたちのにとっては絶好の環境となり、走りにくいダートコースを楽しむかのようなストライダーや三輪車、泥んこが跳ねることなどお構いなしに泥の感触を楽しむかのように長靴を履いた子どもたちが足踏みしていました。そんなこともあり、保育室に戻る時に皆が絶対に通る玄関は、何度も掃き掃除をしなければならないほど砂や泥んこいっぱいになってしまいます。一方、今日のように寒いとランチルームの薪ストーブの勢いが弱くなって温度が下がらないように薪を加えなければならず、準備しておいた薪があっという間になくなってしまうほどです。それでも、このところ燃やしているのが、ケヤキやクヌギ、栗といった硬い広葉樹ということもあり火持ちが良いので消えてしまうことはなく、朝から夕方まで暖を与えてくれています。とは言え、これから迎える2月が寒さの底・・・。薪が底をつくことはなさそうですが、時々子どもたちに運ぶ手伝いをしてもらわなければならなそうです。
 さて、1995年1月17日午前5時46分に発生した「阪神・淡路大震災」から、昨日で26年が過ぎました。そして、2か月後の3月11日には「東日本大震災」から10年となります。昨日テレビで伝えていた多くの震災に関わるニュースを見ても、時間が過ぎてもなお、大切なものを失い大勢の方々が悲しみの中におられることを痛感させられました。それに加え、今は世界中で「コロナウイルス感染症」や「大雪による被害」によって先が見えない生活を強いられている方が大勢おられます。そのような状況下において、もし前述のような震災が起きたことを想像すると言葉がありません。
 コロナウイルス感染症が広がっていることを表すのに「コロナ禍」という言葉が使われていますが、その表現に変化があることに気付かされます。それは「コロナ禍」ではなく「コロナ下」という表現に変化しているということです。確かにコロナウイルス感染症は「禍」ではありますが、今の状況を表すのであれば「下」の方がしっくりくるように思えます。「漢字」一文字でこんなに「感じ」が違うとは不思議です。
2021年01月18日(月) No.2970 (園長日記)

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