Diary

祝福の中で


3歳児てんし組の子どもたちの「へそ大根」の煮物作りの香りがランチルームに充満し始めたころ、0・1歳児クラスのハープコンサートが行われました。2021年になって初めてのコンサートは、寒い季節になると保育室からも響いてくる「北風小僧の寒太郎」や「コンコンくしゃん」など、冬にお馴染みの曲を中心に聴かせていただきました。そんな中、子どもたちだけでなく、出産を控えた二人の先生たちのために、世界的なヒット曲「上を向いて歩こう」を含めた昭和の名曲を数多く生み出した作詞家・永六輔氏と作曲家・中村八大氏の「こんにちは赤ちゃん」を演奏してくださいました。僕でさえ生まれていない時代に作られた曲ということもあり世代的にもっと若い先生たちには当然のことながら馴染みのない曲。しかも、奏者のIでさえ「園長先生、この部分こんな曲だったの知っていましたか?」とおっしゃるくらいでしたが、さすが名曲ということもありサビの部分は若い先生たちでも口ずさむことができました。出産を楽しみにしながらも不安も抱えているであろう先生たち、そして、お腹の中の赤ちゃんが喜んでくれていたら練習を重ねてspecialな曲を披露してくださったIさんも嬉しいことでしょう。そして、これから生まれてくる赤ちゃんを楽しみに大勢の方が待っていてくれていることに感謝でした。
 コロナ禍ということもあり出産を控える方々が増えているため、東京都では2021〜22年度に出産した家庭に対して子ども1人当たり10万円分の支援をすること発表しました。「丙午の年には火災が多い」という迷信により1966年(昭和41年)の出生率は少なくなりましたが、この数年は同じようなことになるのでしょうか?いずれにしろ、先生たちだけでなく、保護者の方々のお腹の中にいて、これから生まれてくる赤ちゃんたちが大勢の方々に祝福されることを祈りながら誕生を待ちたいものです。
2021年01月14日(木) No.2968 (園長日記)

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