Diary

寒さにご注意を!


昨年12月、関越道と上信越道で大型車のスタックが原因で一時1000台を超える車が立往生し、陸上自衛隊が除雪作業に当たるような大雪になりましたが、寒い車の中で一夜を過ごさなければならなかった方々はさぞかし不安だったことでしょう。年が明けても北陸地方や東北の日本海側の地域では家がつぶれそうになるほどの積雪となり、秋田県内でも自衛隊が雪下ろしに当たる様子がニュースで伝えられていました。そして、明日、7日から9日にかけても全国的に風が強まり、猛吹雪や積雪による交通への影響、暴風などに警戒するとともに、不要不急の外出自粛、雪崩や除雪作業中の事故などにも十分注意が必要と呼びかけています。今朝もいつもと変わらず乗車した東北本線も間引き運転が決まっていたようで、出勤してきた2歳児つき組のT先生に「園長先生、今日大丈夫ですか?様子を見てお帰り下さいね!」と優しい声を掛けられビックリしました。一昨日降った雪はあっという間に融けてくれましたが、今晩から雪が降り続くことも考えられるので今日も軽トラックにスノープラウを準備して明日に備えました。
 ところで、雪に閉ざされることで思い出すのは、中学か高校時代に読んだ、イギリスの推理小説作家アガサ・クリスティの「ねずみとり」という戯曲です。何十年も前のことで、明確な内容は覚えていないのですが、その文章から、音もなく深々と降り続く雪の様子や冷たさ、緊迫した場面が目に浮かんだことが忘れられません。今でも本棚にしまい込んであるはずなので探して読み直してみようかと思っています。
 長くなりましたが、今日、4歳児、あい組・はと組の子どもたちが「おでん」や「大根餅」を作るために園庭の畑で育てていた大根を収穫していました。明日からの冷え込みを考えると凍る前の収穫は懸命なこと!掘り出された大根はスーパーでは並ぶことのない大きさと形!それでも満足そうな子どもたちの表情、味わう大根はきっと特別な味なのでしょう。そうそう、職員室に置いてあった鉢植えの小さな観葉植物が寒さのためか葉が変色してきたので季節的には適さないと思いつつ、大き目の鉢に植え替えてあげることにしました。そして植え替えるための鉢を準備したところ、重ねてあった鉢の下から冬を越すために寒さを凌いでいたと思われるウマオイがいたのです。何ともかわいそうなことをしたと反省し、新たな越冬場所として雨風・雪を凌げる薪置き場にお引越しさせてあげましたが、今晩からの冷え込みに何とか耐えてくれることを祈るばかりです。
2021年01月07日(木) No.2964 (園長日記)

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