Diary

不安と楽しみ


今日1月6日はエピファニー・公現祭・クリスマスの12日後に当たることから英語では「Twelfth Day」とも呼ばれ、東の国の三博士がキリストを拝むためにやってきたことを記念する日です。そのためキリスト教会やヨーロッパ諸国ではクリスマスの飾り付けが外される日でもあります。キリスト教の保育園であるので、前職の幼稚園での教えに習い、保育園でも各クラス、アドベントカレンダーや馬小屋の飾りなどの片付けが行わました。アドベント期間中、子どもたちも保護者の方々もみんなが登場人物が誰なのか楽しみに眺めていた玄関ホールのアドベントカレンダー、また各クラスの取り組みの様子が書かれた掲示物もてんし組のN先生と子どもたちによって外されスッキリしました。その反面、寂しさや年度末が近付いていることを感じされられます。5歳児のぞみ組のRちゃんは就学に対する不安や心配なのか、大好きな友だちととの別れが悲しいのか「保育園を卒園したくない」「卒園式の時には泣いちゃう」と言っているということを担任のS先生から聞きました。もちろん、そんなS先生も卒園式当日はもちろんのこと、その日を迎えるまで何度、涙を流すことやら・・・。というのが僕の予想ですが。
 さて、そんな5歳児が卒園すると、次期のぞみ組・めぐみ組へと進級することになる現4歳児のあい組・はと組の子どもたちは、寒い日に園庭で遊び、手や足が冷たくなるとランチルームの暖炉の前にやってきては談笑しながら身体を暖めています。今日のように雪遊びをした後は必ずと言えるほどの風景となっています。そうかと思えば、今日は0・1・2歳児の午前中のおやつを羨ましそうに眺めながら「今日の給食なんだっけ?」と話し合う姿も見られました。まだまだ幼い面が見られるこの子たちが4月になると保育園で最高学年になることが頭でわかっていてもまだまだ想像が付きませんが、一つ想像できることは、来年度も伝統を引き継ぐかのように、奇想天外なことをしてくれることは間違いないということです。さてどうなることやら・・・。
2021年01月06日(水) No.2963 (園長日記)

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