Diary

「よろこんで」


これまで経験したことのない特別な年末年始のお休みを終え、今年度の残り3ヶ月の保育が始まりました。主題の「よろこんで」のもと、クリスマスに救い主イエス様が生まれてくださったこと、一年間友だちや先生たちと楽しく過ごし、進級・卒園することをみんなでよろこんで過ごしていこうと思っています。とは言え、コロナウイルス感染症の第三波が忍び寄り、心配や不安の中の保育が求められそうです。まさに丑(牛)年を象徴するかのように、一歩一歩慎重に牛歩の如く歩まなければならないこともあることでしょう。一方で突進する闘牛をかわすマタドールのような判断をしなければならないこともあるかと思います。そんな時でも、「モ〜嫌だ」と弱音を吐くことなく「うっしっし」と笑って過ごしたいものです。
 さて、新年初の登園日の今日、朝の冷え込みで園庭は霜が降りカッチカチ!そんな中、唯一凍っていなかったのはビニールの屋根に守られた畑だけ。そんな余りの寒さが影響しているのか、新年初の登園で荷物の片付けがあったのか、いつもならば外遊びが始まっている時間になっても先生たちも子どもたちも一向に外に出てきません。その間、僕は月始めに役場に報告する放射線量の計測を終え、園舎内(玄関のドアや窓ガラス、階段の手すり)の消毒を始めたのですが、半分以上終わった頃にようやく外に出てきたと思ったら、ソリを手に築山に向かい、ほんのわずか残っていた雪の上を滑り降りていました。声も聞こえず、表情もはっきりとは見えませんでしたが、動きだけで楽しんでいること、よろこんでいることが伝わってきました。ちなみに、童謡「お正月」には、「♪ お正月には凧揚げて、こまを回して遊びましょう。」とありますが、今ではそんな姿は皆無と言ってもいいのかも知れません。そのため紐を使ってコマを回すことができる子どももほとんどいないでしょう。一方、S学院大学を卒業した先生たちはコマ名人のA先生のお陰で特別な回し方ができるはず。いつか、園庭でコマ回しをする姿や凧揚げに興ずる姿が見られるかも知れません。
2021年01月04日(月) No.2961 (園長日記)

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