Diary

餅は餅屋


先日の朝、園舎内の消毒をしている時、5歳児のぞみ組の保育室からKちゃんとMちゃんの「私はさんごーぜろ」「私はさんろくさん」と言う楽しげな声(会話)が聞こえてきました。「大阪の豚まんは『ごーごーいち」だけど、いったい何だろう?人気番組か何かの暗号だろうか?」そんなことを考えながら窓を拭いている時、荷物を片付け帽子を被り外へ出かける2人が通りかかったので「ねえ、ねえ、『さんごーぜろ』とか『さんろくさん』ってなあに?」と尋ねてみました。すると、「えっ!?体温だよ」と言いながら階段を降りて行くではありませんか。そこで、ようやく気づき「なるほど」と納得したのですが、コロナが流行ったことで、今では朝の検温が当たり前になり、数字を読める子どもたちは前述の通り、暗号化するように「35.0」「36.3」と体温を会話に取り入れていることがわかりました。そこで「そうか!と思いながらも、いいなあ、園長先生は今日、35もなかったよ」と話すとKちゃんのお母さんが「そうですよね!私もです」と言いながらKちゃんたちの後を追いかけ玄関から園庭へ出て行く様子を見送ってお仕事にお出かけになりました。あの後、元気に駆け回ったことでしょうから、さらに体温が上がったことでしょう。今朝出勤しすぐに検温したところ「34.4」という信じられない数字が・・・。これでは免疫力の低下に繋がらないとも限りません。体温を上げる効果的な方法を知っている方、是非ご指南ください。
 さて、今年の保育もあっという間に残り一週間となりました。今週の各クラスの週案には保育室の掃除が計画されていました。僕も今週は比較的時間が作れそうなので、汚れが気になりながらも使っているとなかなか掃除ができていない暖炉の灰を出すこととポリッシャー掛け、そして、3・4・5歳児の玄関の窓(高所)の掃除をしたのですが、仙台駅前のビルなどで定期的に窓掃除をしていらっしゃる業者の方々との歴然とした仕上がりの違いに、明日、もう一度やり直しをしなければならなそうで、やはり「餅は餅屋」そう思わされました。
 ところで、今日は「冬至」、給食のメニューでも「冬至かぼちゃ」が提供されましたが、昼よりも夜が約5時間も長いと言うだけあり、朝出勤する時にも退勤する時にも空には星が輝いていました。寒さも厳しく、溶けた雪がドラム缶の上に厚みのある氷ができていましたが、その氷を4歳児あい組のK君と5歳児めぐみ組のSちゃんたちがシャベルなどを使ってクラッシュアイスを作っていました。よほど美味しそうに見えたのか、K君は味見しながら作業していました。このように、春が訪れるまでまだまだ先で、星を見ながらの通勤も続き辛いところですが、だからこそ、春分が近づき日が長くなって来ると嬉しいのですが。
2020年12月21日(月) No.2955 (園長日記)

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