Diary

考えさせられることがたくさんあった今日


クリスマスシーズンになるとクリスマスキャロル以外にも、「ジングルベル」や「赤鼻のトナカイ」など子どもたちにお馴染みの曲や「White Christmas:ビング・クロスビー」「All I want for Christmas is you(恋人たちのクリスマス):マライア・キャリー」「クリスマスイブ:山下達郎」などのがあちこちで響くようになります。そして、これらの曲同様、或いはそれ以上に耳にする曲にジョン・レノンの「Happy Xmas(War Is Over)」という曲があります。そして、今日はLove & Peace(愛と平和)を訴え続けたジョンが1980年12月8日に凶弾に倒れて40年の日であり、79年前「トラトラトラ」の暗号名の元、日本軍が真珠湾を奇襲攻撃し太平洋戦争に突入した日でもあります。保育園ではそんなことを知るはずもない4・5歳児(2つのペア)が土曜日のクリスマス親子礼拝に向け、衣装を身につけ、本物のロウソクに火を灯してのキャンドルサービスなど緊張感と真剣さとの中でリハーサルを行いました。たった数週間足らずで作り上げたクリスマスページェントはまさ子どもたちと先生たちが作り上げた作品と言っても過言ではありません。だからこそ、見るものが心を打たれ涙してしまいそうになる(出てしまう)のでしょう。そして、土曜日には沢山の保護者の方が涙することでしょう。これまでも何度となく歴史に「もし」という言葉はないということを書いていますが、もし40年前にジョンが凶弾に倒れることなく、今も生きていて子どもたちのページェントを見たらどんな感想を持ってくれただろうか?また、地球上から未だに争いがなくならないこと、東日本大震災や原発事故、そして、現在世界を脅かしているコロナウイルス 感染症を見てどのような行動を行いどのような曲を作っただろうか?と考えてしまいました。
 話は変わりますが、今朝のNHKのニュースで、保育士や幼稚園教諭など「保育者」の勤務状況についてOECDが一昨年、日本や韓国、それにドイツやノルウェーなど9か国を対象に初めて調査を行った結果、自宅への持ち帰りも含めた1週間の仕事の時間は、アイスランドが33.5時間で最も短く、ドイツが40.1時間、韓国が46.6時間であるのに対し、日本は50.4時間と9か国で最も長く、また、給与に満足している人の割合は、トルコが最も高く39%、次いで韓国が38%、日本は23%と、9か国の中でアイスランドの次に低い満足度だったと伝えていました。このニュースを見て我が園のことも含め改善しなければならないことがたくさんあることを痛感させられました。また、今朝の新聞には2年前まで卒園記念の味噌作りで長い間お世話になった、味噌屋さんの記事が開催されていました。地元で長く愛された老舗の味が蘇るというニュースに喜んでいる方も多いことでしょう。コロナ禍にあって明るいニュースに心が暖かくなりました。
2020年12月08日(火) No.2945 (園長日記)

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