Diary

子どもたちのために


多くの子どもたちがクリスマスにサンタクロースがやってくることを楽しみにしていますが、10年前のクリスマスには伊達直人(タイガーマスク)を名乗り、群馬県の児童相談所にランドセルが届けられました。それ以降、全国各地で同様の寄付行為が見られるようになりましたが、保育園にはクリスマスに限らず草刈りに現れたかと思うと、畑を耕すための管理機や子どもたちが喜ぶ乗り物を届けにやってくる、サンタクロースでも伊達直人でもない人物がいます。その人物はサンタクロースならぬ“3択ロース”その3択ロースさんが以前持ってきてくれた「ストライダー」は子どもたちのお気に入りの乗り物となり、外遊びが始まるとペダルカーと同じように争奪戦となるほどでした。こんなに人気があるのなら、子どもたちが競争できるように少し増やしてあげてようと思っていたところ、今日の午後、3択ロースさんが使わなくなったのでいただいてきたという2台のキッズバイクを子どもたちのためにと持ってきてくれたのです。ところが、使わなくなったとは思えないほど綺麗で立派なのです。そこで、午後のおやつを食べて外遊びを始めたら「園長先生これなあに?」とか「どうしたの?」とか「使っていいの?」と聞いてきて争奪戦の後、大喜びする姿を想像していたのですが、今日に限って誰も外に出てくることなく室内で過ごしているのです。そこで、乗り物好きの子どもたちに素敵なプレゼントが届いたことを知らせに行き2階のバルコニーから見えるところに並べてあげると目を輝かせ大喜びをしていましたので、来週は今日の午前中までペダルカーと人気を二分していたストライダーは新たに届いたキッズバイクに人気を奪われてしまうことが目に浮かびます。それは、人気アイドルが新たに登場したアイドルにその座を奪われてしまうのと同じことなのかも知れません。
 さて、話は一転しますが、栄養士のY先生は子どもたちの健康・育ちのために給食のメニューを考えるだけでなく、栄養指導などもしてくれています。その際に使う紙芝居も自作するほど熱意を持って取り組んでくれているのですが、今日も自分で作った紙芝居の納得できていない部分(絵)を作り(描き)直していましたが、その姿はまるで、人気漫画家といった雰囲気さえ漂わせいました。このように色々な人たちが子どもたちが喜んでくれるように様々なことをしてくれていますが、僕は今年度中に園庭に子どもたちが喜んでくれるような新たな環境を作ってあげることを計画しています。そのために昨日の朝、木(丸太)が届けられましたが、近々もっと太い丸太が届く予定です。そんなこともあり、子ども以上に楽しみで仕方がありません。
2020年12月04日(金) No.2943 (園長日記)

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