Diary

PIECE OF MY WISH(希望のかけら)


大河原教会の「子ども祝福式」から遅れること一週間、保育園では今日、大河原教会の牧師であり、法人の理事長で第二光の子保育園の園長に来てもらい「祝福式礼拝」を守りました。0・1・2・3歳児にとっては自分の数倍はあろうかという「どんくまさん」(絵本)のような体の大きい先生に圧倒された様子はありましたが、一人ひとり大きな手を頭に置いてもらっても号泣することなく祝福してもらいました。そんな姿に子どもたちの成長が感じられ嬉しく思うとともに、今後の更なる成長を願いました。その一方、辛く悲しい出来事も重なり、とても複雑な礼拝でした。 
 さて、例年であればこの時期、長靴を履き作業服を着た柴田農林高等学校の学生たちが授業の一環(社会経験を重ねる)として自分たちが栽培・収穫した白菜や大根、ねぎなどを一輪車に載せ町内の家々を回って販売する姿が見られていました。ところが、今年はコロナウイルス感染症の影響で地域の風物詩といえるそんな姿さえも見られなくなってしまいました。様々な困難の中であっても今年も手塩にかけて野菜作りをしていたことと思いますが、その成果は野菜を販売することを通して見てもらう、感じてもらうことができていたことでしょう。それができないということは生徒たちはもちろん、先生たちもさぞかし残念でならないと思います。思えば春先の苗の販売やさつまいもの苗植え、芋掘りなど、これまで行われてきた子どもたちと学生たちとの良き交流の全てがなくなってしまったことに寂しさを感じます。そして、この寂しさは学生たちから野菜を買うことを楽しみにしていた町内の方々の中にも大勢いらっしゃるのではないでしょうか・・・。答えが見つからない、もしかすると答えがないのではと思ってしまいそうになるコロナウイルス 感染症、今後ワクチンが開発されても、残念ながらこれまでのような地域の風物詩は戻ってこないのかも知れませんが、学生たちのことを考えるとそうならないことを願うばかりです。
2020年11月16日(月) No.2929 (園長日記)

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