Diary

HAPPY FR IDAY THE 13TH


「13日の金曜日」は英語圏の多くとドイツ、フランスでは不吉とされる日ですが、保育園では今日、園庭で育てたサツマイモを使って「やきいも」をすること、また、5歳児のぞみ組の子どもたちをバスに乗せて大河原消防署へ収穫感謝の訪問へ出かけること、めぐみ組の子どもたちは羽釜でごはん炊きをするなど、楽しみな予定があったため今日が「13日の金曜日」であることに気づいたのは夕方帰宅する時でした。焼き芋のために随分前から子どもたち一緒に落ち葉や枝を集め準備をしたいましたが、それだけでは足りない事もあるかと思い、暖炉で使うために乾かしておいた枝を運んでおいたのですが、今日、中心となってやきいもをすることになっていた4歳児はと組のR先生はしっかりと枝や落ち葉が燃え、時間内に焼けるかどうか心配で緊張と不安で数日前から胃が痛くなっていました。しかし、そんな心配を吹き飛ばすかのように赤々と火が燃えていました。それは、お泊まり保育のキャンプファイヤー以上と思えるほどで、ここ数年のやきいもの中で一番よく燃えていたように思います。そんな訳でやきいも作りで大切な熾火があっという間できたらしく、きれいに洗い新聞紙やアルミホイルで包んださつまいもを入れ落ち葉をかけ煙に燻されながら焼き上がるのを待っていましたが、僕は先生たちに全てを任せてハイテンションなのぞみ組の子どもたちと一緒に消防署へ出発しました。消防署では田植えや味噌作り、稲刈りなどの園行事をニュースとして発信してくださっているテレビ局の担当者も待っていてくださり子どもたちのテンションが更にアップ!しかし、いざ、さんびかを歌い、野菜と果物をお渡しするときは年長児と思えるほど落ち着き、しっかりと感謝の気持ちを伝えてくれました。その後、レンジャーの方の訓練やポンプ車・救急車を見学させてもらい、集合写真を撮影し園に戻ろうとした時、緊急要請の入電があり、本当に救急車が出動する貴重な場面に遭遇することもできました。園に戻ると炎も煙も見られず、やきいもが焼き上がっていることがわかりました。すると消防署のことなど忘れたかのように「やきいも食べてるんじゃない?」「残ってるかなあ?」となんとも現金なこと・・・。もちろん、良い具合に焼けたやきいもも、焦げることなく炊き上がったご飯もちゃんと残してあり、どちらも美味しくいただくことができました。年間行事予定では今日「もちつき」が予定されていて、田んぼの先生たちにいらしていただくことになっていましたがコロナ禍で中止に・・・。しかし、稲刈り後に届けて頂いたお米は食べてもらいたく予定通りいらしていただきました。例年であれば子どもたちと一緒に食べてもらっていましたが今年はそれは我慢し職員室でお召し上がりいただきました。コロナ禍であっても経験豊かな方々と良き交流をさせていただいていること、本当に感謝です。また、暗くなり始めた頃、卒園児Kちゃん・Tちゃんのおばあちゃんが「園で育ててください」とお花を届けてくださいました。彩がなくなった園庭にお花を植えたいなあと思っていた矢先だったこともありビックリしました。お子さんやお孫さんが卒園しても干し柿用の柿に続きたくさんのお花が届くとは本当に恵まれた保育園だと思い只々感謝するばかり。そして13日の金曜日など全く関係ないことを痛感しました。
2020年11月13日(金) No.2928 (園長日記)

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