Diary

暖か・温か!


今朝は放射冷却によって気温が下がったのでしょう、岩沼駅‐槻木駅間で電車と並行して水蒸気が雲のように立ち込めていて、見えなくともその雲の下に阿武隈川が流れていることがわかりました。また、反対側の車窓からは白さを増した蔵王が見え、改めて高い山々はすっかり冬になったことを感じました。この寒さによって保育園の園庭にも霜が降り、太陽が園庭を照らす出す前に外に出てきた子どもたちは、タイヤや木製遊具、畑を取り囲む丸太などが真っ白になっているのを見て「すっげ〜!」「雪だ〜!!」と言って嬉しそうに霜を掻き集めて遊んでいました。また、正門の近くにある銀杏の木は風にあおられ黄色い葉をひらひらと落とし暖かそうな色のじゅうたんを作っていました。暖かそうな色といえば、昨日、バスや軽トラックの整備でお世話になっているYさんが「子どもたちと干し柿を作ってください」とたらい3つにもなる色鮮やかな柿を届けてくださいました。高枝切り鋏で収穫後、子どもたちを思いながら枝を切ってくださったというその柿の数は300個以上。しかも先生たちの手を煩わすことがないようにと干す時に必要になる枝の部分もちょうど良い長さに(丁寧に)切って届けてくださるという配慮と心遣いに言葉がありませんでした。こんな背景があって届けられた柿ですが、300個もの数の皮を剥くのも大変ですし、日頃歌っているこどもさんび、『♪わたしたちのたべるもの』の歌詞に「大事なこの収穫は分かち合っていただくもの」とあるように、第二光の子保育園にもお裾分けし、残りを欲しいクラスに持って行っってもらうようにし、また、毎年干し柿を作るという職員にも持ち帰ってもらいました。どんどん寒さが増す中、心温まる届け物に感謝でした。そうそう、暖まるといえば今日の給食はさつまいもの入ったシチューと食パンなどだったのですが、最近の子どもたちは「ごはん」より「パン」を食べることが多いのか、誰に教えてもらうことなく、ちぎったパンをシチューに付けて(ダンク)食べたり、5歳児のぞみ組のK君のようにパンの上にシチューを器用に載せて食べたりしていました。昨年度は薪ストーブでトーストして食べる事もあったのですが、今年度はそんな裏メニューがあることをまだ伝えていないので次回、パンが出るような時はこんがり焼き立てのパンを食してもらうようにしたいと思います。
2020年11月12日(木) No.2927 (園長日記)

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